明日に向かって。〜子宮破裂後の妊娠→第3子を出産出来ました〜

明日に向かって。〜子宮破裂後の妊娠→第3子を出産出来ました〜

2010年7月長女出産。
2011年第2子を希望し、妊活スタート。
2012年8月子宮外妊娠。
2013年8月子宮破裂により28週で次女 菜津希 を死産。
2015年8月 第3子妊娠
2016年1月〜 子宮破裂経過観察しながらの出産に向け入院開始
2016年3月 35週1日 帝王切開にて長男出産

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入院中は毎日時間が有り余っていたのに、
予想通りというか、やはり長男退院後は
毎日バタバタです。


長女以来かなり久しぶりの新生児育児に
困惑してましたが、以外と長男は手のかからない子のようで   お腹空いた‼️  というのはかなり大声で主張しますが、それ以外はよく寝てくれる比較的楽な育児をさせてもらってます。



そして、先日1ヶ月検診も無事終わりました。


新生児期がもう終わりなんて早いな…。


そして、入院していた日々もどんどん過ぎ去っていってます。


記憶のなくならないうちに、子宮破裂後の妊娠について、産後言われたことを記しておこうと思います。




************



産後、退院前日の診察にて手術の際の説明を受けました。


帝王切開数日前。
エコーでは薄くなってきたように見えていた私の子宮。
エコーでの見え方と、実際の子宮との違いを知るために手術台の上でも実際にエコーを行いました。


そして、開腹。


やはり、予想通りに片方の卵管を亡くしている私の子宮は支えが片方のみとなり、回転してしまっていたようです。


結果、左側にあると当初予想されていた前回の破裂部分は体の中央まで移動してきていて、おへその下辺りになっていました。

そのため、開腹部位よりも傷跡は上の位置にあり、目視は出来なかったようです。


ただ、長男を娩出後先生が子宮の中と外から傷口を触ったところ、破れてはないけど中と外の指を感じることが出来るくらいの薄さだったとのことでした。
本当に薄皮1枚、という状態だったようです。


でも、実際に赤ちゃんが中にいて伸びきった状態を目視出来たわけではないから、分からないけどね、とのこと。


また、薄皮1枚とはいってもそこで持ちこたえる場合もあるからそれが必ずしも破裂の兆候だったとも言えないとのこと。

帝王切開を何度か経験してる妊婦さんでも、いざ開腹してみると赤ちゃんの髪の毛が透けて見えるくらいに薄くなっていることもたまにあるけど、それでも破裂せずに持ちこたえてることもあるからねから、と。


通常の妊婦健診では胎児の状態を見ることが優先で、子宮の薄さに特化して見ていくこともないから実際そこまで薄く見える人もいるのかもしれないけど、比較対象がないから分からないよね、と。


そして、子宮縫合後の実際の子宮の写真も見せてもらいました。


子宮自体は3層になっているとのこと。

確か…

*卵膜
*子宮筋
*しょう膜

の3層だったかな。

その、1番上にある  しょう膜  が、見た感じでは両側に引っ張られて裂けたような感じになっていました。


最終的な結果としては、分からない、という結論が多かったですがやはり私の子宮にはかなり負荷がかかっており、決して楽観できる状態ではなかった、というのが結論のようです。


主治医の見解としては、エコーではやはり子宮の厚みまでを正確に予測することは難しいし、もし出来ていたのだとしても、今日大丈夫に見えた子宮がどのくらいのスピードで破裂していくのか、など未知の部分が多い。
やはり、リスクの高い妊娠だったね、とのこと。


35週までなんだかんだ頑張れたし、もしかしたら次の妊娠も…なんて淡い希望もありましたがもう主治医は絶対反対。

命の危険もあるし、今回は大丈夫だったけど次も大丈夫という保証はないから…、ということで私は帝王切開と同時に卵管を縛る手術も受けました。

これで、もう私は妊娠することはありません。


寂しい気持ちもありますが、これで良かったんだと自分に日々言い聞かせています。





************




そして、先日行ってきた1ヶ月検診。



私の健診の数日前に主治医の先生が参加した産婦人科学会でも同じような子宮破裂後の妊娠に関する症例の発表があったそうです。


そして、全国でも子宮破裂、という症例報告が出てきている、と。


その後妊娠、というケースも何例かあったようで、私の主治医も話しをしたらしいのですが、どの先生も共通しておっしゃってたのはエコーでの予測がちゃんと出来ていたのかどうか分からず難しい、ということだそうです。

やはり、まだまだ症例報告や、比較対象がないから、ということなんだと思います。


今度、私の住んでるエリアでも産婦人科学会が今度あるそうです。


そこで、私の主治医が私の症例を報告したいとのことでした。


今回の妊娠経過をずっとブログにしていることによって、同じ子宮破裂を経験し、次の妊娠を望んでいる方たちからメッセージをいただくことが増えました。

子宮破裂は稀なケースとは言われていますが、決して少ない数ではないなと思いました。


私も次の妊娠にふみきるまで、本当にいろんなことを悩みました。

また破裂するのかな、とか、妊娠前から正産期での出産が難しく、早産になるのが分かっているのにそんなリスクがあっても尚、子供を望むのは私のエゴなのかな…とか。

でも、その悩む気持ちよりもやはり私は子供が欲しい気持ちが強かったです。


きっと、大丈夫。

なにがあっても次こそは必ず守ってあげる。

その気持ちだけで今回の妊娠にふみきりました。


同じような気持ちの人もきっとたくさんいると思います。


そんな人の少しでも助けになれたらと思うので、症例報告にも賛同させていただきました。

なんなら、手記でも講演でも協力しますよ、とお話しもしましたが、妊娠中のエコーとCTで全てを語ってくれるから  笑  と、主治医に言われました。




去年の今頃はなんとか子供が欲しい、とそればかり思ってましたが今は新しい家族を腕にだけていること、本当に幸せに思います。


そして、決して情報の多くない子宮破裂後の妊娠、私の体験を記すことで少しでも同じ経験した方の参考になればとずっとブログに残してきました。


私の妊娠の記録はとりあえずこれで終了です。


また何か新たな情報などたれば書かせてもらいます。



今までブログを通して応援して下さった皆様、本当にありがとうございました。




平成28年4月
退院してから約10日。

予想通りあっという間に時間が過ぎますびっくり



まず、帰宅してから取り掛かったのは、
家の片付け&赤ちゃんのお迎え準備。


私の入院中ギリギリで頑張ってくれてた
主人、ムスメ、実母。
誰も片付けまでは手が回らず…。
帰宅後の部屋は荒れてました滝汗

でも、皆頑張ってくれたんだから文句は言えない。


帝王切開後の痛みが残る体で休みながら
少しずつ片付けをしていきました。


その合間にネットショッピングで
赤ちゃん用品を少しずつ揃えて…
やっと部屋がそれなりになりましたニヤニヤ


そして、その合間にNICU通い。
初めは主人に送ってもらったりバスを使ったり。
でも、やはり時間に縛られてゆっくり
面会できないのがイヤで数日前から
車の運転を再開しました

産後は休まなきゃ、というのは分かっていますが
今だけ…ムスコが帰ってきたらゆっくりするんだ‼️と、自分に言い聞かせながら少し無理をしてる毎日です(^◇^;)


そして、ムスコですが…。
やはり、出産前から感じていたように
とても強い子です。
NICUでも予想以上に頑張ってくれていて
行くたびに良いお知らせを聞かせてもらえる
毎日で、本当にホッとしています。


妊娠、そして、出産前にいろんなことを覚悟
していましたが、ムスコの頑張りにただ感謝です。



出生体重が2,600gを越えていたお陰で、減少しても2,300gより少なくなることはなく、その後順調に増えて昨日の段階で2,500gまで戻ってきました。


ミルクも上手に飲めるようになり、今は50~60mlを飲んでいます。


そして、昨日ついに主治医より退院のお話がありました。
お世話をして下さっている看護師さんから、

「長男くん、退院しても大丈夫だと思いますよニコニコ

と、先生に進言して下さったようです🎵


そしてその結果、来週の火曜日に退院予定となりました❤️

まさかこんなに早く一緒に帰れるなんておねがい


本当に嬉しいです🎵



*************



こんなに順調で毎日幸せです。


でも、同時にすごく菜津希のことを考えます。


菜津希のことがあるからこそ、長男のことを皆が本当に喜んでくれて、たくさんの

「おめでとーキラキラ


の言葉を出産以来掛けてもらっています。


菜津希の時とは大違いです。


当たり前なのかもですが…でも、菜津希も長男も同じ、私のお腹の中で大きくなって産まれてきてくれた子なのに。


菜津希のことは皆の中からもう消えてしまっているのかな、って。

長男を無事に出産することが出来たからもう私は大丈夫と思われて、当たり前のように私は2人の子供のママとして扱われだすのかな、って。


私は3人のママです。
女の子2人と男の子1人のママです‼️


……産後のホルモンの乱れかな滝汗⁉️


嬉しいのに悲しくなる、という複雑な心境の最近ですショック






長男を出産してからあっという間に今日で5日目です。


時間を持て余していた出産前と比べて、あっという間に過ぎた5日間でした。


出産後、長男は大きな産声を聞かせてくれましたが、やはり早産児+帝王切開の場合には起こりやすいという一過性多呼吸(だったかな?)になってしまい、呼吸を助ける管をつけていました。

体重が大きかったとは言っても、やっぱり35週。
肺が未熟で、膨らみきれなかったとのことでした。


産後すぐ、1人でNICUに行き、挿管された赤ちゃんを目にし、更に医師から様々なリスクの説明を受けた主人はかなり動揺していましたショボーン


一方私はこの入院期間中様々な早産に関することを調べていたので至って普通に受け入れることが出来ました。
やはり知識を蓄えておく、というのは大事だなと改めて感じました。
何より、ここまで頑張ってこれた長男はきっと強い子だから絶対に大丈夫ニコニコ!
という変な自信もありましたキラキラ


そして、思った通り今の長男はNICUで日々素晴らしい頑張りを見せていますおねがい


*出産当日*
・かなり呼吸も苦しく挿管
・保育器内にて呼吸のお手伝いが必要


*生後1日目*
・鼻からの挿管の管がのく
・自力での呼吸がスムーズになり、保育器内の酸素⁉️お手伝いの割合が減る


*生後2日目*
・保育器内の酸素濃度が更に下がり自力での呼吸がかなり安定してくる
・口から入っていた呼吸を助ける⁉️管がのく
・点滴での栄養のみで絶食状態だったのが、鼻からミルク栄養が取れだす(5㎖)
・短時間ですが初めての抱っこが出来るキラキラ
・オムツ交換を一緒にさせてもらう


*生後3日目*
・鼻からのミルクだけではなく経口で哺乳瓶を使ってのミルクが飲めだす(5㎖→25㎖にアップ)


*生後4日目*
・呼吸が安定して保育器からコットへ移動
・点滴が外れる
・ミルクが25㎖→40㎖にアップ
直接授乳をさせてもらえる



という風に、昨日まで行くたびにいつも良い報告が聞けて驚かされてばかりです。

まだまだ先と思っていた抱っこや授乳がこんなにも早く叶って有難い限りです照れ


呼吸が安定してきたので後は経口栄養をちゃんと取れだして、体重が増えてきたら退院かな、とのこと。


ただ、やはりまだまだ体力がなく哺乳瓶でさえも飲んでる途中で疲れて寝てしまう…。

直接授乳もくわえてはくれましたが、まだまだ固い私のおっぱいを吸う力はなく全く飲めず…。

さらに、ミルク量アップはしていますが、3時間後にもそれが残っていて消化しきれてない…。



という、状態なのでここの部分にまだもう少しだけ時間がかかりそうです。


でも、思っていたよりは早く家にも帰れそうなので本当にホッとしています。




一方、帝王切開後の私の状態は…思っていたより大丈夫キラキラの一言です。


帝王切開経験者から


「術後本当に痛いよ~~💦」

と、脅されていましたが背中からの麻酔が3日目まであったおかげで「あれ⁉️こんなもの⁉️」という感じでもちろん痛みはありますが予想していたより楽に過ごせました爆笑

3日目に麻酔がなくなり、背中の管を抜いてからは麻酔がきれ急に痛みや後腹の痛みに襲われ、座薬にお世話になりましたが…滝汗

それでも、4日目の昨日には飲み薬の痛み止めを1回飲むくらいで乗り切れました。
日にち薬で日々回復していってるのが分かりますニコニコ




そして、術後5日目、入院から73日目の今日、ついに退院します。


年明けからほとんどを病院で過ごし、季節も冬から春に変わっています。


家に帰れるのは嬉しいですが、少し寂しさもありなんだか不思議な気分です。


昨日はお世話になった看護師さんや先生も「明日帰るんだって~ニコニコ」と部屋まで何人も来て下さいましたおねがい


入院当初は先が見えず、長く辛い入院生活でしたが振り返るとあっという間で、しかも結構楽しい思い出が多いという不思議な感じおねがい


お昼には主人に迎えに来てもらいNICUに面会に行ってから帰宅します。


帰ってからは1か月以上会えなかった長女のケアを最優先にしつつ、NICUに通う日々が始まります。


一気に忙しくなりそう‼️


でも、これも2年半前には想像できなかった事。


感謝しながら楽しみたいと思います。


このブログで妊娠判明当初より応援してくださった皆様に本当に感謝ですドキドキ


ありがとうございましたニコニコ




本日、無事に長男を出産しました。


なつきを失ってから約2年半…。


赤ちゃんを抱きたい…
その夢を叶えることが出来ました。





なつきはお姉ちゃんになりました✨




35w1d  と、予定日より1カ月ほど早く
早産にはなりますが
なんと体重は2,600g越えびっくり



出てきてすぐに大きな産声も聞かせてくれましたラブ


すぐにNICUに入院にはなってしまいましたが
また明日会いに行けるのを楽しみに…。


今はこれから来るお腹の痛みと闘いたいと思います。


妊娠初期より温かく励まし、 
応援して下さった皆様に感謝いたします。



取り急ぎのご報告まで。




平成28年3月25日