今日は、お薬をもらいに月一回の通院デーだった。

相変わらず、右耳は機能していないが、それなりに生活は出来ているので、緊張もしないで、受診した。


待ち合い室で、偶然に、入院していた時にお隣にいらした方と会う。

しかも、お互いに月一の受診のうち、二回目の偶然の再会だったので、なんだか本当に縁があるんだなあと思える方である。


入院中、ほとんど他の患者さんとは話すことをしなかった。

話をすると、緊張をして目眩がひどくなるからという理由もあったが、自分のうちに籠もっていろいろなことを考えていた時期だったから、話さなくても平気だった。


そして、そのお隣にいらした方が、初めて私に声をかけてくれた人だった。


「私は知らない人から『どこかでお会いしたかしら』と声をかけられることが多いのよ」
と、ご自分の四方山話を聞かせてくれた。

私と同じメニエール症を二十年前になった時に、原因が分からず、ひと月入院されたそうだ。

私は、罹ってから三年過ぎたくらいで、この症状の対処方法も良く知らずに過ごしてきたので、大先輩の経験談を聞かせてもらえて良かったなあと思った。


いつも、なにかと、明るい話題を持ってきてくれて、こちらも、笑顔で話せる雰囲気だった。
正直、会話をすると目が回ってしまうことが大変だったが、とても良いリハビリに、なっていたと思う。


その方は、小さい頃住んでいたのは、笠間稲荷さんのすぐ近くだったそうだ。
神社のなかを通学路に使ったのよと、楽しそうに教えてくれた。

…あらま、私も小さい頃は、馬橋稲荷さんを通学路にしたりして、遊んでいたのよ…
と嬉しくなった。


笠間稲荷さんで、私は人生初の凶みくじをいただいた。
それは、忘れられない。
その時から、私の人生の一大イベントは始まり、今回の入院騒ぎが終わったいま、
「なあ~んだ。そうだったのか」
と思えるようになった。

『危ない橋も渡ろうと思えば、渡れるものだ』
という言葉に

私は、
『怖がりすぎなければ、いいんですね』
とお応え出来るようになった。

神様は、ずっと傍についていてくださったのだろう。


そろそろだよというサインを神様は、素敵な方を選んで、私に合わせてくださったのかもしれない。

神仏のご加護とは、奥の深いものなんだなあと思った。


感謝します。