昭和20年8月15日
太平洋戦争が終わった日
私の母は今年90歳です。
小学校5年生で終戦を迎えました。
日本は負けたから、これから米兵が来て自分たちは戦車の前に並ばされ轢かれてしまうと友達と本気で恐れていたと教えてくれたことがあります。
聞いていて、そんな馬鹿なと感じましたが、福島の山奥に戦争中は爆弾も機銃掃射もなかったけれど、終わったと知った後も恐怖はあったのです。
今日のテレビ番組のなかで、戦時中の女学生が飛行機を作る作業場に響く指導する先生の声と言葉つかいはとても美しくて、裏側にある本当の目的の意味を知ると気味が悪くなりました。
集団の思い込みを作りあげる。
物は言いよう
耳に優しい言葉を鵜呑みにしない。
プロパガンダ
初めてこの言葉の意味をちゃんと調べました。
いつの時代もあるものなんですね。
自分のなかでモヤモヤしていた概念が調べて分かりました。
何でも自分で調べることは大事です。
私の母は、その時に友達と「死ぬ前に、とうもろこしをお腹いっぱい食べたいね」と話し合ったそうです。
胸の奥が締め付けられる気がしました。
夏、大好きなとうもろこしを食べるとき、必ず思い出すお話です。