昨年の今頃、私は学生さんであった。

訪問介護士二級の資格を取るために、福祉の学校へと通った。
お弁当を持って、朝9時から夕方4時過ぎまで、毎日学校で勉強していた。

90分授業が、1日4単位で、良くやったものだ今の自分でも、思える。

ハローワークの人材育成制度の枠で行った学校だったので、学費はタダであったが、その分休んだら資格は取らせてもらえないので、一生懸命通った。


素晴らしい学校だった。
先生方はさすがに福祉の理念を知る人として、多くの人を支えてこられた方々なので、お話は実践してきた貴重な体験談を聞かされ、何度も感動で泣いたこともあった。


人が人を支える心構えを学問として、聴いたときに、息子と向き合った日々の体験と重なり、こうすれば良いのかと思っていたことが、それで大丈夫だと納得できたことが嬉しかった。


たった、3ヶ月足らずの学生生活であったが、とても充実した日々であった。



学校の年末の大掃除を、先生方と学生が共に汗を流して頑張った日。
私の隣に校長先生がにこやかにみんなと床磨きに精を出していた。

そのとき、
「どうして、こんなに素敵な学校がなくなってしまうんだろう…
そうか…やるべきことを成しおえたくらいの素敵さなのか…」
とひとりで、変な納得をしていた。




私の母校は、今年の3月で閉校になった。


今は、文字通り夢のような思い出しかない。