田中一村という画家は奄美へ渡りこの土地の自然と共に生きました。
移住したのは50才の時
生まれは栃木県出身ですが、東京・千葉と転々とし最後に南国の島、奄美へと辿り着きます。
私は勝手に日本のゴーギャンと呼んでいます
彼の作品の中で一番好きなのが、
こちらの「ビロウとコンロカ」
本当は縦長なのですが上手く撮影できなかったので一部とさせていただきますが大体掛軸ぐらいのサイズです(150×72)
彼の作品はこの縦長の構図が特徴かもしれません
独学で南画を学び、やがて日本画を芸大で習得していくわけですが、団体展などへの落選が続き、1960年頃に奄美に移住する事を決意
「白花とアカショウビン」
植物だけでなく鳥や蝶が主役の作品も沢山あります
大胆で繊細な画風は南の琳派とも言われました
「ビロウとアカショウビン」
島での独り暮らしは生活するだけでも大変だったと思います
ひた向きに自然を愛し、ひた向きに奄美を愛した画家は、1977年69才で永遠の眠りにつきました