もしあなたが十分に大きな「なぜ」を持っていれば、「どのように」というプロセスはどんなに難しくても絶えることができる。
ビクター・フランクル『夜と霧』の一説です。
ビクター・フランクルはナチスドイツ時代に強制収容所に入れられ、生還した経験を持つオーストリアの精神科医です。
その著書『夜と霧』の中で、極限状態における精神状態がもたらす影響について精神科医の観点から書いています。
そして、強制収容所の中に収容されているときに友人の一人が彼に「自殺しようと思っている」と告白したことがあったそうです。
その友人に向かって彼は、「なぜしないのですか?」と質問したそうです。
つまり、なぜ、今まで自殺せずに生きてきたのですか?と。
その友人はしばらく考え込み、そして答えました。
「私が先に死んだら妻が悲しむからです」と。
そして、その友人はビクター・フランクルとともに終戦を迎え、生きて収容所から出てきたそうです。
目標を達成しようとするとき、順風満帆で楽に達成できることもあれば、全くうまくいかないということもあります。
そして、困難に直面したとき、その困難を乗り越えてでも目標を達成したい十分な理由があれば、困難を乗り越えることは難しくありません。
だから、もし、何か達成したい目標があるなら、できるだけ多くしかも明確に、その目標を達成したい理由、その目標を達成したら得られるもの、達成できなければ失うものを明確にし、書きとめておくといいでしょう。
そして、困難に直面したとき、くじけそうなときは、そのなぜのリストを見返します。
きっと、また心に情熱の炎がよみがえってくるから。
自分の好きなことをして自由に生きている人に出会うには、A-Styleは、最適な場所です。気軽に遊びにきてください。