さて、今回は「 150年という歳月をかけて作られたエローラ石窟寺院群」(インド)をご紹介
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インドの太陽はしし座、月はかに座に位置しています。
インド・ムンバイ郊外にあるひとつの岩山私は山を150年かけて作られた”エローラ石窟寺院群”。
エローラ石窟群は、古代三大宗教「仏教・ヒンドゥー教・ジャイナ教」の石窟寺院が一同に会する、世界で唯一の場所。
幅2kmに渡って、垂直な崖に34の石窟寺院が掘られており、構成は、向って右側から仏教12窟、ヒンドゥー教17窟、ジャイナ教5窟となっています。
エローラ石窟の一番の見どころは、ちょうど真ん中にあるヒンドゥー教の第16窟、カイラサナータ寺院です。高さは33mもあり、有名な「石の遺跡」であるアンコールワットやエジプトのピラミッドにも匹敵する迫力があります。
カイラサナータ寺院とは、その名の如くカイラス山(須弥山、シヴァ神の棲んでいる山)を模してつくられています。
アンコールワットや、世界最大の仏教遺跡であるインドネシアのボロブドゥール遺跡もカイラス山をイメージして造られた寺院です。
スケールだけでなく、躍動感溢れる神々の繊細な彫刻が随所に見られます。
本殿の下部には「世界を支える象」と呼ばれる、精巧に彫刻された象が、本殿を囲むように一周して彫られています。
重さに首が傾き、シワが寄っているというリアルさは、とても8世紀の時代の彫刻とは思えません。
150年という歳月をかけて作られた寺院見ごたえありますね。