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日本には今16件の世界遺産に登録されている場所があります。
法隆寺地域の仏教建造物(1993、文化遺産)・姫路城(1993年、文化遺産)・白神山地(1993年、自然遺産)などです。
また今後世界遺産になるべく日本の暫定リストに記載されているものに下記の場所があります:
・古都鎌倉の寺院・神社(文化遺産)
・彦根城(文化遺産)
・飛鳥・藤原 - 古代日本の宮都と遺跡群(文化遺産)
・富岡製糸場と絹産業遺産群 - 日本産業革命の原点(文化遺産)
・長崎の教会群とキリスト教関連遺産(文化遺産)
・富士山(文化遺産)
・国立西洋美術館本館(文化遺産)
・北海道・北東北の縄文遺跡群(文化遺産)
・宗像・沖ノ島と関連遺産群(文化遺産)
・九州・山口の近代化産業遺産群(文化遺産)
・金を中心とする佐渡鉱山の遺産群(文化遺産)
・百舌鳥(もず)・古市(ふるいち)古墳群(文化遺産)
あなたのお住まいの近くに次なる世界遺産の候補地があるでしょうか?
ところで世界遺産ってどうやってその条約が決まったのでしょうか?
はじまりは、1950年代前半、エジプト大統領ナセルが、ナイル川の氾濫防止と灌漑・生活用水の確保、発電を目的に、アスワンハイダムの建設を計画しました。

ダム完成後にできる人口湖は長さ500km以上におよび、数多くのヌビア遺跡群が水没することを意味していました。
UNESCO(ユネスコ:国際連合教育科学文化機関)はエジプトがダムの建設を開始した同じ1960年、水没遺跡救済アピールを展開し、これに世界50か国以上が援助を表明し、アブシンベルを周囲の岩窟ごと移動するという人類史上かつてない救済プロジェクトが始動しました。
移転作業は5年間におよび、1968年に現在の場所へ移築されたそうです。
このキャンペーンやインドネシアのボロブドゥール修復などの活動を機に、価値ある遺産を守ろうという機運が高まり、1972年の第17回ユネスコ総会においてひとつの条約が採択されました。
これが”世界遺産条約”となったそうです。
ではその条約の目的とは?
顕著な普遍的価値(Outstanding universal value)という概念。「普遍」であるから、時代や場所、国や人種、地域、文化を問わず人類にとって永遠に変わらぬ価値を持つ文化遺産と自然遺産を守ることが目的とされています。
そして該当する物件は「世界遺産リスト」に掲載され、公表されることが定められています。
世界遺産に登録されるためには10ある登録基準の少なくとも1項目を満たしていなければならず、登録基準以外にも様々な規定があります。
流行に左右されたり、その地域だけで人気のあるものや場所というのは数多くありますが、時代や場所、国や人種、地域、文化を問わず人類にとって永遠に変わらぬ価値を持つものってすごいですよね!
また、こうした世界遺産に登録されたものでも、”登録抹消”となることがあります。
2007年にオマーンの「アラビアオリックスの保護区」、2009年にドイツの「ドレスデン・エルベ渓谷」が登録を抹消されました。
前者はオマーン政府がガイドラインを無視して開発目的で保護区を90%縮小したこと、後者はUNESCOの警告を無視して橋の建設を開始し、文化的景観の普遍的価値が失われたことが、抹消の理由となったのです。
また、自然災害や戦争、環境の変化などによって崩壊の危機にさらされているものがあり、世界遺産条約は緊急で保護が必要なこれらの物件を「危険にさらされている世界遺産リスト(危機遺産リスト)」にして公表することを掲げています。
近年では世界同時進行で世界遺産が危機に瀕しつつあり、危機遺産リストによる管理では防ぎきれない地球規模の被害が確認されています。
たとえば都市付近の世界遺産の多くに見られる酸性雨の問題や、途上国で見られる盗掘や密猟など。
また、地球温暖化による気候変動の影響も大きな問題となっています。
世界遺産は登録して終わりなのではなく、その後いかに維持していくかは世界中の人々の協力を必要とするのですね。
世界中の人々ががお互いの文化を認めて団結し、世界遺産を守っていきたいですよね!ヾ(@^(∞)^@)ノ
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法隆寺地域の仏教建造物(1993、文化遺産)・姫路城(1993年、文化遺産)・白神山地(1993年、自然遺産)などです。
また今後世界遺産になるべく日本の暫定リストに記載されているものに下記の場所があります:
・古都鎌倉の寺院・神社(文化遺産)
・彦根城(文化遺産)
・飛鳥・藤原 - 古代日本の宮都と遺跡群(文化遺産)
・富岡製糸場と絹産業遺産群 - 日本産業革命の原点(文化遺産)
・長崎の教会群とキリスト教関連遺産(文化遺産)
・富士山(文化遺産)
・国立西洋美術館本館(文化遺産)
・北海道・北東北の縄文遺跡群(文化遺産)
・宗像・沖ノ島と関連遺産群(文化遺産)
・九州・山口の近代化産業遺産群(文化遺産)
・金を中心とする佐渡鉱山の遺産群(文化遺産)
・百舌鳥(もず)・古市(ふるいち)古墳群(文化遺産)
あなたのお住まいの近くに次なる世界遺産の候補地があるでしょうか?
ところで世界遺産ってどうやってその条約が決まったのでしょうか?
はじまりは、1950年代前半、エジプト大統領ナセルが、ナイル川の氾濫防止と灌漑・生活用水の確保、発電を目的に、アスワンハイダムの建設を計画しました。

ダム完成後にできる人口湖は長さ500km以上におよび、数多くのヌビア遺跡群が水没することを意味していました。
UNESCO(ユネスコ:国際連合教育科学文化機関)はエジプトがダムの建設を開始した同じ1960年、水没遺跡救済アピールを展開し、これに世界50か国以上が援助を表明し、アブシンベルを周囲の岩窟ごと移動するという人類史上かつてない救済プロジェクトが始動しました。
移転作業は5年間におよび、1968年に現在の場所へ移築されたそうです。
このキャンペーンやインドネシアのボロブドゥール修復などの活動を機に、価値ある遺産を守ろうという機運が高まり、1972年の第17回ユネスコ総会においてひとつの条約が採択されました。
これが”世界遺産条約”となったそうです。
ではその条約の目的とは?
顕著な普遍的価値(Outstanding universal value)という概念。「普遍」であるから、時代や場所、国や人種、地域、文化を問わず人類にとって永遠に変わらぬ価値を持つ文化遺産と自然遺産を守ることが目的とされています。
そして該当する物件は「世界遺産リスト」に掲載され、公表されることが定められています。
世界遺産に登録されるためには10ある登録基準の少なくとも1項目を満たしていなければならず、登録基準以外にも様々な規定があります。
流行に左右されたり、その地域だけで人気のあるものや場所というのは数多くありますが、時代や場所、国や人種、地域、文化を問わず人類にとって永遠に変わらぬ価値を持つものってすごいですよね!
また、こうした世界遺産に登録されたものでも、”登録抹消”となることがあります。
2007年にオマーンの「アラビアオリックスの保護区」、2009年にドイツの「ドレスデン・エルベ渓谷」が登録を抹消されました。
前者はオマーン政府がガイドラインを無視して開発目的で保護区を90%縮小したこと、後者はUNESCOの警告を無視して橋の建設を開始し、文化的景観の普遍的価値が失われたことが、抹消の理由となったのです。
また、自然災害や戦争、環境の変化などによって崩壊の危機にさらされているものがあり、世界遺産条約は緊急で保護が必要なこれらの物件を「危険にさらされている世界遺産リスト(危機遺産リスト)」にして公表することを掲げています。
近年では世界同時進行で世界遺産が危機に瀕しつつあり、危機遺産リストによる管理では防ぎきれない地球規模の被害が確認されています。
たとえば都市付近の世界遺産の多くに見られる酸性雨の問題や、途上国で見られる盗掘や密猟など。
また、地球温暖化による気候変動の影響も大きな問題となっています。
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