藤圭子さん~蟹座のステリウム | 「花鳥風月 時々占い」フォーチュン・セラピスト エリシア☆の日常

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美しい顔立ちと、独特のハスキーボイスで一世を風靡した歌姫「藤圭子」さん。幼い頃から家族で流しをしていたという宿命的な音楽人生。貧しかった幼少期から、大ヒットを出すスターへと昇りつめ、娘であるヒカルさんも驚異的大ヒットでスターへ・・・


華やかで波乱に満ちた彼女の人生は「自殺」という悲劇で幕を閉じられました。歌手としての成功と、最初の結婚の失敗、あっという間の引退に同じ夫との何度もの離婚再婚・・・娘のヒカルさんは彼女が心を病んでいたことも告白しています。


1951年7月5日生まれ。彼女のホロスコープを見ると太陽・月・水星・火星・天王星と蟹座のステリウムを持っています。そして牡羊座の木星と天秤座の海王星でTスクエアを作ります。


これは感情の起伏が激しく、穏やかさを感じることが少ないイメージがあります。自分のホッとできる居場所を常に求める、家族や深い愛情への欲求が人一倍強い傾向をしめしています。しかし、理想を追い続けるために、自ら大切な関係を壊してしまう危うさを持っています。


新月生まれの方なので、思い込みも激しいでしょう。自分が「これはこうだ」と感じてしまうと、それがたとえ他人から見て被害妄想に過ぎないことだとしても、なかなか冷静になることが出来ません。ちょっとしたことが琴線に触れてしまうと、周囲は何を怒っているのか理解するのが難しくなります。また風のサインがないことから、相手に自分の思いをわかりやすく説明することも、相手の話を聞くことも苦手なようです。


ステリウムやオーバーロードを持つ人は、人生において吉凶が極端に出るので、比較的波乱に満ちた生涯をおくることが多いです。彼女の天体配置には水サインの過剰と活動サインの過剰があり、物事を自分のペースで動かしたい、しかもそれについてきてくれる賛同者を求める欲求も強いでしょう。反面柔軟性や相手に合わせるということは苦手です。長い時間コツコツと積み重ねるということも不動サインの少なさから難しいと思われます。



金星と火星が関係性を持たないセクスタイル(さらに水星によって小ヨッド)でさらに合とはいえないけど金星のそばには死と再生の冥王星があり、愛情運と金運に関しては常に情報に振り回されることになります。また冥王星はとことんまで突き詰めてしまう星なので、バクチ的な金銭感覚があるのかもしれません。


彼女は「結局お金しか信用できない」と口にしたことがあると、伝わっていますが(もちろん噂に過ぎないかも・・・)、本当はお金よりも絶対に自分を裏切らない愛情を求めたのかも知れません。それがかなわない淋しさから、浪費癖がついたのかも知れません。


どこかダイアナ妃のイメージが重なるのですが、そういえばダイアナ妃も蟹座でしたね。蟹座の幸せな人もたくさんいるのですが、他の天体とのアスペクトによってよくない出方をすることもあるのです。今回はトランジット木星が蟹座に入り、それを煽ったということなのかと思われます。


彼女の太陽のサビアンシンボルは「研究のために差し出された、親指のきわだった手」です。親指は手相では自我を示す部位です。古い価値やしがらみを打ち破って、究極の価値へと向かう意志の強さを示す度数。しかしこの度数は同時に孤独も表します。愛を求めながらも、常に孤独を感じる宿命を持った度数といえるでしょう。


すばらしい才能に恵まれた彼女が一番幸せだったのは、もしかしたら幼い頃に家族と共に歌を歌って暮らしていた貧しい日々だったのかも知れません。若い人には宇多田ヒカルさんのお母さんという印象しかないかも知れませんが、私はリアルタイムで彼女の歌声を聞いた世代なので、ショックはひとしおです。


やっぱり「夢は夜ひらく」が印象に残ってます。「15・16・17と私の人生暗かった」って少女に歌わせちゃうんですよ!!すごいカリスマ性だったと思います。心よりご冥福をお祈りいたします。