(6/2 1:03 NikonZ6HK-IR、Z20mmF1.8(2.2)30sec ISO1600)
5/31~6/1に以前勤めていた会社の人と八ヶ岳に旅行に行ったのですが、終わった後チャンスがあれば撮影できるかも...ということで機材も持参。幸い快晴のため帰阪を一日遅らせ、八ヶ岳の観音平駐車場(標高1560m)に登って撮影してみました。朝から登山のために仮眠の方、ヒカリゴケ狙いの方など夜通し人の出入りはありました。
もちろん天の川はくっきり見えましたが、やはり甲府あたりの光害で南~南東は明るいようです。(Bortleクラス4)残念ながら1時過ぎくらいから薄雲が出だして、結局下のワンショットに終わりました。
撮影中から感じていたのですが、天頂付近なのに写真全体がやけに赤く、今から思うと低緯度オーロラの影響なのかもしれません。(北方向の写真は残念ながら撮影していません)
【反射星雲 Sh2-73(ヘルクレス座)】
Sh2-73はヘルクレス座に見える反射星雲で、場所はヘルクレス座の南西部にあり、へび座の頭とかんむり座に隣接しています。もともとはHII領域と間違えられていましたが、後に天の川銀河全体に照らされていること、つまり「IFN」(Integrated Flux Nebula)と呼ばれるものの一部であることが分かりました。
(IFN(銀河巻雲)についてはこちらを参照ください←分子雲とは異なり新しい星の形成には関係ないものです)
【アノテーション画像】
【ファインディングチャート】
Date: 2025/6/1 22:32~ 300sx29FR(Total Integration 2h25m)
Telescope:Takahashi FSQ-106ED (F3RD) 320mm f3
Camera: ZWO ASI2600MCDUO gain100 -10℃(Auto Guide)
Mount: ZWO AM5
Filter: none
Edit: PIXINSIGHT
Shot in: Kannondaira, Hokuto-shi, Yamanashi, Japan
※3時間以上露出したが薄雲で輝星がぼやけていたので落とした。構図が少しずれていて残念。