何を隠そう、この天体、以前からものすごく撮りたい対象の一つでした。一度自宅でラッキーイメージングでチャレンジしましたが、淡過ぎてまったく何も写っておらず(今から思えば写っていたのかも)宅撮り2回目のチャレンジです。今回は3分露出にしましたが、やはり最初は何も写らず、南中前でようやく何かあるくらいの淡さでした。さすがに強風の中1770mmのガイドは難しく30%くらいロス。
ダイヤモンド部分、六本の光条と淡い群青色のリングを神秘的に表現することができ満足です。
【惑星状星雲Abell33(うみへび座)】
Abell 33は、うみへび座のα星アルファルドの6度ほど北、レグルスとの間に位置します。手前にある7等星と絶妙な位置で重なっていて「天空のダイヤモンドリング」に例えられる美しい天体です。この星雲はほぼ完全な円形で、おおぐま座のM97(フクロウ星雲)と内部構造が似ています。(左が北側です→ダイアモンドを上にした)
データ
日時: 2025/2/4 20:24〜 59FRx180S(総露出時間 2時間57分)月齢5.6
(参考)実撮影枚数:81FR(4時間3分)
鏡筒: タカハシミューロン180C RD (実効1770mmF9.9)
フィルター:HOデュアルバンドフィルター(3nm)
カメラ: ZWO ASI533MCP Gain100
赤道儀: タカハシEM-200改
画像処理:PIXINSIGHT
撮影地: 大阪府吹田市