なんでも上手にできて
よく気がつき
運動神経も抜群だった母。
両膝の手術をしたことで
股関節まで悪くなり
あまりの痛みに
日常生活を普通に送ることが
難しくなってしまいました。
・
かつてなんでも上手にできて
よく気がつき
運動神経も抜群だった頃の母は
気がつかなくて
要領の悪い父がすることに対して
いつも指摘し、文句を言っていました。
できることはサッサと行い
時には無理してでも自分で行い
「この人には任せられない」
と、父に不満を持ちながら
何十年も過ごしてきました。
こんにちは。
◇ ◆ ◇ ◆ ◇
今、思うように身体を動かせなくて
(かがんで物を取ることすら大変)
自分でできないことだらけになった母は
さぁ大変。
悪気はないけど気づかない父は
母の思うような動きで
ヘルプしてくれません。
「こんなに辛いのに
なんで気づいてくれないの、、、」
またもや不満が出てきそうに
なりました。
が、そこでハッと気づいたのです。
「自分でお願いしないといけないんだ」
「やっぱり気づいてくれないって
文句を言うのは筋違い」だと。
・
これまでずっと
父に頼ることをしてこなかったので
「今更お願いなんてしづらい、、、」
とためらう母に伝えました。
「今は『お願いして委ねる』レッスンを
与えられてる。
動けなくなったことで
頼めるきっかけになるし
ありがとうを贈れる。
誰でも頼まれたら嬉しい。
お父さんは気がつかないけど
頼まれたら文句一つ言わずにしてくれる
本当に優しい人だもの。
身体を動かせなくなったことは
ギフト。
お願いをする練習のチャンスなのに
ここでやらなかったら
来世でもう一度同じチャレンジしなくちゃ
いけなくなると思うよ」
◆
人生はバランスよくなるようにできてますね。
辛い時も弱音を吐かず我慢して
自分だけでやってきた母は
「人に頼んではいけない」
という強く握りしめていた観念を
手放す時がとうとう来たようです。
無理せず、できない時は
そばにいる人にお願いしていいんだよ。
手伝える、役に立てる喜びを
お願いされる側はいただけるんだから。
そこには喜びと感謝の循環が生まれてるよ。
一見厳しく見えるかもしれないけど
深い天の愛の采配に感謝します✨
この話がどなたかのお役に立てたなら
私も嬉しいです。