この双子の兄弟はたいへん仲がよく
どこへ行くにも一緒です。
離れたことがありません。
しかし、この二人が引き裂かれる日は
意外に早く訪れました。
牛をめぐっての争いで
従兄弟の矢に射抜かれたとき
カストールは死にますが
ポルックスは不死身なので生き残ったのです。
このときポルックスは
自分がゼウスの血を引く不死の身で
兄のカストールはスパルタ王の血を引く
人間だったことを知るのです。
ポルックスはゼウスに
二人で不死を分かち合いたいと願いました。
ゼウスはその願いを受け入れ
二人を天に上げて星座としたのです。
双子と聞くと、私は
「ハリー・ポッター」シリーズの
双子のウィーズリー兄弟を連想します。
自分たちの好奇心の赴くままに
いつも軽やかに行動して
ホグワーツ魔法学校卒業→魔法省という
エリートとされるコースを、それが何?
と言わんばかりに中途退学。
二人でワクワクしながら設立した
いたずら専門店は大盛況。
ふたご座に出てくる、兄カストールは人間で
弟ポルックスは神の血を引くので
ふたご座に星を持つ人は
人間目線だけでなく神の目線も持っており
人生はリアリティのあるゲームだと
どこかで知っています。
ですから重たく深刻にならず
軽やかなステップで人生を歩めるのです。
自身の心に二人存在するふたご座さんは
その時にならないと
どちらの自分が出てくるのか分かりません。
ですから、「自由」が必要なのです。
それは「選択の自由」です。
一つのことを長く続けることは素晴らしい。
でも、ふたご座さんには
惹かれるものを沢山知りたい
どういうものがあるか知らなければ
何が好きか選ぶことができないから
そんなスタンスの方がしっくりくるでしょう。
おもちゃ屋さんで、子どもが
目をキラキラさせながら
興味あるものを次々と試している
そんな純粋な好奇心と同じ。
それは、大人になっても
持ち続けていたいエネルギーです。
そして、ご自身の知識を楽しく表現している
ふたご座さんを見ているだけで
周りの人は応援し手助けしたくなるのです。