占星亭ウイリアムでございます。

 

「海猿」「ブラックジャックによろしく」などで知られる漫画家の佐藤秀峰氏が2日、自身のnoteに「死ぬほど嫌でした」と題した文章を投稿。

 

昨年放送の日本テレビドラマ「セクシー田中さん」の原作者で漫画家の芦原妃名子さんの急死を受け、「海猿」映像化の際に自身が経験したトラブルを明かしました。

 

「海猿」は俳優・伊藤英明主演で映画4本が製作され、フジテレビのドラマ版も大ヒットしました。

 

しかし佐藤氏は2012年に自身のSNSでフジテレビとの絶縁を宣言。

 

同局スタッフが佐藤氏の事務所に“アポなし取材”に訪れたこと、「海猿」に関する書籍が契約書なしに販売されていたことなどが重なり、続編は今後、許可しないとしました。

 

「海猿」は映像化へ向けて多くの企画書が届き、「詳しい話は聞かされず、ある日映画化が決まっていました」と佐藤氏。

 

漫画家と出版社は「著作権管理委託契約」を結び、出版社が作品の運用を決める。

 

契約書には「都度都度、漫画家に報告し許諾を取る」と書かれていたが、それは守られず「すでに企画が進んでいることを理由に、映像化の契約書に判を押すことを要求されました」。

 

佐藤氏は「嫌だった」が映像化=名誉なことだと固定観念があったために了承。

 

「原作使用料は確か200万円弱」だったという。

 

映像関係者に会えず、脚本も見たことがない状況に「作品が自分の手から奪われていく感覚がありました」。

 

それでも「『漫画と映像は全くの別物である』と考えました。そうしないと心が壊れてしまいます」と当時の苦しい心境を振り返りました。

 

「セクシー田中さん」の原作者の自殺という衝撃は、佐藤さんをはじめとする漫画家の方たちにもかなりの衝撃のようです。

 

この件は、作品への冒涜であり、作品も人権だと考えた場合、冥王星水瓶座という人権尊重時代だからこそ出て来た事件なのかもしれません。

 

今まではテレビ局の好き勝手にされていたかもしれない。

 

が、冥王星水瓶座時代という人権尊重時代は、漫画作品も人権として尊重されていく時代に入ってきた。

 

テレビはヤバい。