私は隔週販売の「ブルーノート・ベスト・ジャズコレクション」というCD付きマガジンを毎回購読しています。
隔週でジャズのアーティストたちと出会える喜び。
88号はホレス・シルヴァーでした。
ホレス・シルヴァーは、ファンキー・ジャズの神様と言われており、ピアニストとして様々な曲も作曲しています。
ハード・バップの時代を代表するピアニストでありながら、単なる技巧派では終わらない。
土の匂いがするようなグルーヴ感。
聴いた瞬間に身体が揺れる独特のリズム。
そして、どこか人間味があって温かい。
ジャズというと「難解」「都会的」「クール」というイメージを持つ人も多いですが、ホレス・シルヴァーの音楽には、もっと生活感のある熱があります。
泥臭く、陽気で、そして誠実。
だからこそ、今聴いても古くならないのでしょう。
しかも彼は演奏者としてだけではなく、作曲家としても非常に優れていました。
Song for My Father をはじめ、後世まで演奏され続けるジャズ・スタンダードを数多く残しています。
「メロディを作れるジャズマン」はやはり強い。
ジャズは即興の音楽ですが、結局、人の心に残るのは“歌える旋律”だったりするのですよね。
ホレス・シルヴァーは太陽乙女座です。
乙女座というのは、派手さよりも「積み重ね」を重視する星座です。
完璧を目指し、細部を磨き、技術を誠実に鍛え続ける。
一見地味に見えても、その職人気質の強さは本物。
ホレス・シルヴァーの演奏を聴いていると、確かに乙女座的な“職人の美学”を感じます。
決して感情だけで押し切らない。
ちゃんと構築されている。
リズムの置き方にも、フレーズにも、整理された知性がある。
ファンキーなのに雑ではない。
熱いのに崩れない。
この絶妙なバランス感覚は、まさに乙女座っぽいなと思うのです。
今回収録されていた The Tokyo Blues も印象的でした。
タイトルだけ見ると、「和風ジャズなのかな?」と思ってしまうのですが、実際に聴くと全然日本っぽくない(笑)。
むしろ、しっかりホレス・シルヴァー節。
でも、それが逆に面白いのです。
1960年代、日本公演の体験からインスピレーションを受けて作られた曲らしいのですが、“日本をそのまま音にする”というより、「東京で受け取ったエネルギー」を彼なりのファンキー・ジャズに変換した感じなのでしょうね。
異国文化を表面的なエキゾチックさにせず、自分のスタイルへ落とし込む。
これもまた、職人的な音楽家らしさを感じます。
ジャズを聴いていると、「才能の人」というより、「続けた人」の強さを感じる瞬間があります。
ホレス・シルヴァーも、まさにそういう音楽家だったのではないでしょうか。
流行に迎合しすぎず、
自分のスタイルを磨き、
長い時間をかけて積み上げていく。
その姿勢には、やはり乙女座の誠実さを感じます。
ジャズ・スタンダードとなる曲を何曲も作曲したホレス・シルヴァー。
乙女座的に真摯に音楽活動をやり続けていったのでしょうね。
「ブルーノート・ベスト・ジャズコレクション」で様々なジャズアーティストと出逢える喜び。
私の金星乙女座のこの喜びはやめられない。




