こんばんは。
子育て占星術カウンセラーのKumikoです。
今日は私の苦々しい思い出と共に(笑)
「ほめる」についてお伝えしたいことがあります。
発達凸凹のお子さんが
定型発達の集団の中にいると
みんなと感じ方が違うので
どうも一般的なやり方になじめず
その結果、できないことが多くなり
ほめられるという体験をすることが
少なくなると思います。
うちの子供がそうでした。
毎日のように「あれができなかった。」
「これができなかった。」
といって帰宅しました。
面談では「○○がまだできません。」の嵐。
「なんとかやる気になってもらおうと努力しているのですが、、。」
そして、心の中で
「先生スミマセン。」
でも、そんな凸凹の子供こそ、
家ではなんとかほめて育ててあげることが大切だといいます。
昨日のご紹介したバレリーナの森下洋子さんの
朝日新聞の記事にも
「お子さんをほめてほしい。
人と比べないであげてほしいのです。」と
かかれてありました。
もし自分が子供だったら
兄弟やクラスメートと比べられたくない。
叱られるよりほめられる方が嬉しいし
やる気がでる。
きっとみんなそうだと思います。
でも私はこれがなかなかうまくできなかったのです。
ほめる、って簡単そうで難しい。
子供が3歳になって
楽器のお稽古を始めたころ
毎日お稽古する習慣をつけるのに
私はへとへとになっていました(汗
5分でもいいから、
毎日お稽古をするという習慣をつけさせたい、
とその時はそれが大きな目標でした。
当時は、嫌なことは完全スルーして
一人遊びをくりかえす子供だったので
色々と声かけをするのですがまるで一人芝居。
そして、何をやっても時間がかかる子供にも
「なんとかほめなくちゃ。」と
苦し紛れにほめたら
「ほんとはおもってない。」と
一言~~~!!
当時、片言をごくたまに話す位の
言語発達レベルだったので
この一言はパンチがありました。
「え?こんなこと話せるの???」汗
本心からの言葉でないと
ばれていたんです(笑)
私が子供にOKを出せていなかったんです!!
私は小学校で校長先生が
「我慢のすばらしさ」についてお話されるような、
昭和の時代に育ちました。
家でも厳しくしつけられ
よく叱られたので、
子育て本を読んで「ほめて育てよう。」
イメージがわかなかったんです。
そこで気づきました。
「私自分があんまりほめられて育ってないから、
子供のことほめられないんだ!」
子供の頃からの癖で
「あれできてないんじゃない?」
「○○だからできなかったのよ。」
と自分に対する厳しい眼差しが心の深くにありました。
自分が子供の頃母から受け取った視線でもあります。
それに気づいてから無理に子供をほめるのを
やめました。
できて、本当にいいと思ったことだけを
素直に言うようにしました。
ほめる回数は減りましたが(笑)
かえって、子供の心に届いたと思います。
子供の気持ちになって
ほめてあげるには
「もっと○○になって欲しい。」とか
「○○ができないと困る。」という
親としての欲や焦りをなくしていく
必要があるんだなと思いました。
そして自分は子供時代に
辛口発言&洞察力のある母に
さんざん叱られて
学校でもうまくいかず
円形脱毛症になった時期がありますが
たくさん叱られてもそれなりに成長してきたと思います。
でも、その過去を振り返ると
家でほめられた経験は少ないけれど
同居していた祖父母が可愛がってくれたり
学校の先生が頑張っている姿を評価してくれたり
色々な環境の中で支えられて大きくなったのだな
と思います。
そこで
発達凸凹のお子さんを育てているお母さんに
提案したいことがあります。
①お母さん自身が自分に優しくおおらかになること。
そうするとお子さんをみる目も優しくおおらかに
なっていきます。
そうするには、自分をまるごと受け入れてもらう
受け入れるという体験が必要です。
②お子さんを無理にほめようとしないこと。
ほめられないとしたらそれをブロックしているのは
親の焦りや不安ではないかと疑ってみること。
高い目標を設定すると、
「こんなこどもできないのか?」になるけれど、
本人にとって少し高い山なら
「よくできたね。また頑張ろう。」が言えます。
③お母さんが子供に与える影響は大きいけれど
子供は色々な人の影響をうけて育つので
お母さん一人が必死にほめなくても
子供を可愛がってくれる人、認めてくれる人と
できるだけ多く接する機会を与えてあげること。
自分に余裕がないときは人をほめられないから
余裕がなければほめたり可愛がったりする役は
誰かにお願いして、自分を笑顔にするために
時間を使えばそれば親子の為になります。
「ほめる。」って奥が深いです。
学校の先生でも、よく目を光らせて
ここぞ、っていうときに
子供のことを信頼してほめてくださる先生は
子供も大好きですよね。
自分一人でできることは限られています。
だから自由にカスタマイズ。
無理にほめなくていい!
ほめられない自分を責めなくていい!
今日もがんばった自分の体と心に
お疲れさまといってあげてくださいね。