占星術カウンセラーのKumikoです。
関西は昨日やっと梅雨入りしました。
今日は断続的に大雨が降っています。
久々の恵みの雨ですが
災害などなければいいなと思います。
さて、昨日は内向的なこどもを
育てるときの注意点を
河合隼雄さんの著書から引用して
ご紹介しました。
ユングが考えた
一般的態度
内向型、外向型は
完全な形では存在せず、
みな両方の態度を持ち合わせて
いるそうです。
けれども、それが
新しい場面に入る時の行動で
特徴的に出るそうです。
「外向型のひとはつねに
適当に行動できるのに対し、
内向型の人はどこかぎこちない感じが
つきまとう。
外向型のひとは、
それほど深く考えないのに、
適当に話しかけ、適当に黙り、
まるでその場に前からずっといたかのように
全体にとけこんで
ふるまうことができる。
内向型のひとは、
当惑を感じ、こんなことをいっては
笑われるかもしれぬと思って黙り、
ときには、
「こんなときはにぎやかにしなければならない。」
などどいう考えにとらわれて、
馬鹿げた行為をしてしまって、
あとで一人後悔してみたりする。
このように外向型のひとが、新しい場面において
能力を発揮できるのに対して、
内向型の人は、自分にとって気の合った
親しい環境のなかで、その魅力を発揮できる。
新しい場面では、無能力者のように見えたひとが、
だんだんと場面に慣れるにしたがって
徐々にその能力を示してきて、
他の人を驚かすほどの深さを示すような例を、
われわれは思い浮かべることができる。」
『ユング心理学入門』河合隼雄著
子供は生まれてから
幼稚園、小学校入学と
新しい環境への適応の連続です。
度々、新しい場面に出くわすわけですよね。
それは子育てをしているお母さんも一緒です。
どこへいってもそれなりになじむ子供。
どこへいってもそれなりに楽しめるお母さん。
もいれば
どこへいっても緊張してしまう子供。
どこへいってもうちとけるのに時間がかかるお母さん。
もいるわけです。
当たり前ですが
それぞれの個性で
優劣があるわけではありません。
、、、がなぜか
どうも内向的な子供を持っている
お母さんは心配しがちで、
内向的なお母さんは
ママ友と気楽に話せないと
輪に入れないことを悩んだり。
河合隼雄氏は書いています。
「外向的なひとは一般的に、
子供のときに得をすることが多い。
幼稚園や小学校などの新しい場面に
すぐに適応し、先生や大人たちの考えを
感じ取って行動し、不安をあまり感じないで
新しい場面に積極的に働きかけていく。」
つまり、
どんどん新しい環境がやってくる
幼児期は
内向的な子供にとって、
内向的なお母さんにとって、
外向的な人よりも
ストレスを感じやすいというわけなんです。
そして自分の子供以外のお子さんが
幼稚園や習い事などで
すぐにお友達や先生と仲良くなって
楽しそうにやっている姿を見ると
内向的な我が子が心配に見えてくる。
そしてお母さんが内向的な場合は
すぐにママ友を作って
楽しそうに話している姿をみると
一人でいる自分が寂しく思えてくる。
でもこれは全部
内向的な自分の良さを意識せず
外向的な人の良さを意識して
しまっていることから
起こっているのですよね。
外向的なひとは
新しい場面の連続である幼児期
幼児の子育ての時期にストレスを
あまり感じずにすむっていうことなんですね。
今の日本は効率主義で
早く結果を出すことを求められ
またインスタなどのSNSの影響で
自己アピール力の強い人が
もてはやされがちです。
どちらかというと、
時間がかかりアピールは得意ではない
内向的な人は
あまり価値がないように感じる場面が
増えているのかもしれません。
でも、内向的なひとは
外向的なひとにはない
心の奥深くに広がる
素敵な世界を持っているのです。
内向的なお子さんをお持ちのお母さん、
自分自身も内向的だというお母さん、
内に秘める「素敵」に
光を当ててください。
外向的なお母さんは内向的なこどもを
理解できないかもしれませんが、
自分の感覚を子供にあてはめないで
ありのままを受け止めてあげられるといいですね。
明日は、
子供時代に得をするのは外交的なひとだけど、、
の続き、
内向的なひとの「素敵」を
河合隼雄さんがどう表現されているか
交えながらお話を進めたいと思います。
子供と自分のありのままの「素敵」を
見出して、親子で輝ける育児を目指しましょう!
ちなみに12星座で
外向型は
おひつじ、ふたご、しし、てんびん、いて、みずがめ
内向型は
おうし、かに、おとめ、さそり、やぎ、うお
です。
生まれたときの太陽の位置で〇〇座といっていますが
実は太陽以外の惑星10個にも
それぞれの星座が入りますので、
「おひつじだけど、内向的。」っていう人が
他の惑星が内向的な星座であるという
場合があります。