占星術カウンセラーのKumikoです。

 

ここ最近、カウンセリング終了時に

クライアントさんに感想を頂き、

改めて共感力の大切さを

感じています。

 

「共感し、共感される。」ということは

子育てを頑張っているお母さんにも

集団生活で困っているお子さんにも

すごく大切なことなのでぜひ読んでくださいね!

 

こんなご感想を頂きました。

「アドバイスするのではなく、

私の考えていることや感じていることを

淡々と整理してくださったので

自分が一体何で悩んでいるのかわかり

すごくすっきりしました。

アドバイスではないのがよかったです。」

 

カウンセリングというとなんだか

困っているひとが

カウンセラーさんに

アドバイスをもらって

助けてもらう、

救ってもらう

みたいな印象がありませんか?

ちょっと上下関係を感じるような。

 

でも実際には

 

心理カウンセリングでは

集中してクライアントさんのお話に

耳を傾け共感しながら、

クライアントさんの心と頭の中を

整理しお伝えすることで

気づきが得られるようサポートするのが基本で、

上から目線で話をしたりしないものなのです。

 

なぜなら、誰もが悩んでいるときは

(解決したい問題があるときは)

 

気持ちを分かってほしい。

考えを分かってほしい。

思いやりの気持ちを向けてほしい。

やさしい態度で接してほしい。

という4つの欲求をもっているからです。

 

そして、人間には誰もが

成長していきたいという本能や傾向があり、

必要な環境が整えば

その種や芽が育っていくからなんです。

 

4つの欲求を満たす態度で接してもらえると

共感してもらえたと感じて

人間は安心して心を開き、

問題を解決していく準備ができるのです。

 

もし今お子さんの発達に関することで

悩んでおられるとしたら

 

むやみに応援をしたり、

自分の考えを押し付けたり、

アドバイスをするのではなく、

自分に共感し、話をきいてくれる人や

場を増やしていきましょう。

 

ママ友など、

いつも親しくし、身近にいる人に

子供の発達不安について話をして、

「そんなに気にしなくてもいいんじゃない?」

と言われて

もやもやしたことはありませんか?

相手は思いやりから言っていたとしても

違和感をおぼえるでしょう。

 

もし子供の発達に関して知識や経験がない場合、

共感すること自体難しいです。

 

そして、お母さんが

やることだらけで疲れきって先が見えないときに

もしダメ出しされたり、指示されたら、

一気に萎えますよね。

怒りを覚えることもあるかもしれない。

心を開こうという気持ちになれないですね。

 

まずはお母さん自身が

安心して話をできる相手や場所を

見つけましょう。

そこで共感が得られてこそ、

前を向くことができるのです。

 

そして共感されたいのは

幼稚園や学校生活で人一倍ストレスを

感じているお子さんも同じです。

 

お母さんというのは、

「何度言っても聞いてくれない。」

「みんなができるようになったのに

うちの子はまだまだかかりそう。

どうしたらいいんだろう?」

 

と不安だらけになると

つい自分の思いでいっぱいになって

子供の言っていることはそっちのけで、

「〇〇しなさい。」「〇〇したらダメ。」

と命令、否定が多くなりがちです。

子供を躾るのだから必要な事ではあるのですが。

 

でも、子供が

どんなにびっくりなことを言っても、

どんなにわがままなことをいっても、

いったんはそれを受け止めてあげましょう!

 

一見理解不能な言動をすることが多くても

まず受け止めてあげる。

場合によっては「どうしてそう思うの?」

「そうしたらどんな気分になるの?」

と聞いてあげる。理解しようとしてあげる。

 

そうして本人の心を認めてあげようとする中で

こちらの話を聞く状況が整います。

 

うちの子どもは発語が少なく、話がとんちんかんで

どんなに工夫しても対話が成立せず、

何を考えているか、感じているかは

本人からは伝わってこず

つらい思いをしましたが、

 

話の内容はさておき、ともかく

本人がぶつぶつと言い出したら

「そうなんや。」「そういうこともあるかもね。」と

まず言うように習慣づけると

精神が安定しやすくなりました。

そして自分から話すことが

増えてきました。

 

この共感する感覚は

大阪弁でいう

「そやな。」

に似ています。

 

先日の天声人語にも紹介されていましたが

故田辺聖子さんは随筆集で

夫婦円満の言葉として

「そやな。」(そうだね)

をあげておられました。

 

共感が潤滑油になるということですね!

子育ても同じです。

 

「そやな。」は微妙なニュアンスで、

「そうだね。」とは受ける印象が違います。

積極的に共感するというより、

「そんなもんかなあ。」「まあいいんと違う?」みたいな

ゆるーい共感。

「ふうん、そうなんだあ。」に近いかな。

自分も相手も否定せず、そのままを認めている感じ。

 

親子とはいえ、

違う人間同士なのですから、

共感するのは難しい時があるのは当たり前。

 

だからこそゆるーく「そやな。」っていう感覚で受け止めると

長続きすると思います。

 

空気読まない発言をするタイプの発達気がかり君と

道を歩いていて、

「あのおばちゃん、めちゃくちゃデブやな。」

って大声で言われたときばかりは

「そやな。」って言えませんけど(・・;

かつてこれに似た経験をしましたね(笑)

 

今日の☆メッセ

変革の星、天王星のおうし座と

精神や日常を表す月のやぎ座が

調和的な配置です。

 

普段思っていることを伝えるチャンスです。

やぎ座の月は物事にまじめに取り組み

人を教育する素質を表すので

「お母さんは実はこう思っているの。」と

まじめな話をするのに向いている日です。