初めての婚外彼女-由里子-pt.9 | アラ還暦おやじの赤裸々日記

初めての婚外彼女-由里子-pt.9



夜の公園で由里子と初めて唇を重ねた。

始めはぎこちなく軽く何度もチュチュとする程度だったが、顔を離して見つめ合うといままで抑えてきた感情が爆発したようにどちらからともなく激しく舌を絡め始めた。


我慢していたものがすべて解き放たれ、由里子はベンチに座っている私に抱っこするように座り正面からキスをせがんでくる。


「やっとだよぉ〜 ずっとしたかった 嬉しい」


そう言うとまたキスをしてくる。


気分は最高に盛り上がっていたが、この日ホテルに行ってさらなる展開を私も由里子も望んでいなかった。

ただただ、トロける気分で時間が許すまで唇を重ね合うことに幸せを感じていた。


駅までの帰り道、ふたり肩寄せ合い幸せを噛み締め歩いた。悪いこととわかっていてもこの日を境に急激に距離が縮まっていった。もう戻れないふたりだけの道を歩き始めた忘れられない日となった。


続く。。。