蟹座の満月。もっとも極端な陰陽配置が示すもの | 占星コンサルテーションの世界へようこそ!

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アストロ・コンサルタントの熊谷サトミです。

大変大変、ご無沙汰いたしました。

平成最後のクリスマス、みなさまどのようにお過ごしでしょうか。

 

 

私は今年、非常に大きな変化を受け入れ、

春以降はこれまでとは違った環境で星を読んでいました。

その間、演劇(一人芝居)の前座として

芝居の作者である太宰治の星(出生チャート)についてお話しさせていただいたり、

ディナーショーのゲストとして2019年の展望(星の配置と影響)についてステージ上からお話しさせていただく機会にも恵まれました。

そんな目の回るような毎日を繰り返すうちにあっという間に年末になっていた!早かった!というのが今年をふり返っての感想、でしょうか。。。

 

 

今日は久しぶりに満月図読みをアップしようと思います。

冬至になり、その翌日には今年も滞りなく誕生日を迎えましたので、

みなさまと、自分へのクリスマスプレゼントのつもりで久しぶりに文章化してみようと思います。

 

 

それでは今年最後の満月、蟹座で満ちた月は何を語っているのか、

さっそく星のメガネをかけて、読んでみましょう!

 

 

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12月23日、午前3時少し前に蟹座で満月になりました。

月の場所は、蟹座1度。太陽は対向180度で、山羊座1度。

 

蟹座と山羊座、それぞれかっきり1度に月と太陽が位置しての満月というのは特別の上にも特別です。

なぜなら、蟹-山羊の180度は陰陽の落差のもっとも大きな組み合わせだからです。

落差が大きい = 正反対!ということですね。

 

蟹座は夏至(最も日の長い日)から始まるし、山羊座(一番日の短い日)は冬至からスタートしますが、今回の満月はドンピシャ、夏至点(蟹座1度)に月、冬至点(山羊座1度)に太陽が位置しているのです。

これ、ホロスコープ上にあらわれる180度、180通りの中で一番落差の大きい組合せだと思います。

 

たとえば、、、

蟹が個人(私)なら、山羊は社会(公)

蟹が内なら、山羊は外

蟹が不定形(水のサインゆえ)なら、山羊は定型をつくる(土のサイン)

蟹があいまい(無名性)なら、山羊ははっきりくっきり(名乗りを上げる)

蟹が内蔵(そのままでは流動的)なら、山羊は皮膚と骨格(固い容れ物をつくる)、

といった具合。

そして、正反対だけれど、一対で用をなすということも見て取れると思います。

 

 

で、この蟹座の月があらわしているのは、安全な場所で同じような気持ちで生きている人たちと群れていたい、ということ。

無名のまま、あいまいに出来ることはあいまいにしておきたい、という心理です。

 

 

ちなみに、月(蟹座1度)のサビアンシンボルは

『巻かれたり広げられたりする船の旗』 といいまして、旗に記名してしまうと、その集団は外に向かって名乗りを上げることになってしまう。

名乗るというのは、他からの分離独立をあらわします。で、そこは出来ればあいまいにしておきたいというので、出した旗をまた巻いたりしているという、そういう状態をあらわしています。

蟹座領域では、ひと(個人)は集団に吸収され、誰かひとりが権力持つという感じにはなりにくいのです。不定形に集まっては仲良くしている、というかんじでしょうか。

 

 

で、その状態をよりよいものにするためにも、山羊座のステイタス志向、社会性の高いエネルギーを使おうというのがこの満月なのです。

太陽(山羊座1度)のサビアンシンボルは『認識を求めるインデアンの酋長』といい、これは自分の立場を公に認めてもらおうという行為。

もう、具体的にはっきりくっきりと自分の存在を主張していますから、無名であいまいな存在のまま群れていたい蟹座世界とは本当に真逆!

しかしこの最も遠いと思われる二点の持つ意味を統合し、意識的に使うことでもっと人生を豊かにできるとしたら?

 

 

つまり、自分が私的にもっともリラックスして過ごせる状態を維持する(さらには豊かにする)ためにも、自分が何者であるかを宣言し世の中に認めさせましょうというわけです。

 

 

これ、もしかしたら公の顔(社会へ持ち込む宣言)が大きければ、それだけ大きな蟹座領域(いやしのための私的空間・集団)を持つことが出来るのかもしれませんが…

ここは自分にもっとも相応しい内容と大きさの宣言でなければ意味がないでしょう。公が定まれば、私はおのずと相応しいものになる。山羊座は蟹座を外側から締め付けてその容量を規定するのです。

いずれにしても心情に忠実であってほしいと思います。背伸びもいけないけれども、その逆、自分を割り引いて小さく見積もるのはもっとよくないと思います。

自分の欲望と正直に向きあってくださいね!

 

 

で。この太陽-月の180度には協調的な角度で牡羊座29度の天王星がコンプロマイズ。蟹-山羊の統合を助けてくれます

まず、月との60度では徹底的に自分らしい反応(独自性)をあらわすことで愛され受け入れられることをサポート

太陽との120度では自分の特徴(独自性)を大きな視野で眺めて人生を展望することをサポートしてくれます。

 

 

すでに「自分の心情に忠実に」ということを書いていますが、その心情は自分らしさ(独自性)と切っても切れない関係。根はひとつなのです。

そのことに気づいて、天王星のサポートを受け取ってくださいね。

 

 

ひとつ。この天王星のサポートは、波動で受け取っていただきたいと思います。

なぜなら、天王星の位置する牡羊座29度には『天球の合唱隊が歌っている』というサビアンシンボルが付いていて、五感の目覚め(それを研ぎ澄ますことで三次元の現実を知ろうとする)に関連しているからです。

「天球の奏でる音楽」は、いわゆる音ではなく波動となってあなたの身体(三次元の現実)と接触する、そんなふうにイメージしてみてくださいね。

 

 

この満月図自体が女性性が強く、現実的な感覚と感情が発動しやすいチャートなのですが、その受動性を最高に発揮して「自分という特別な存在の輝き」を感じ取っていただきたいと思います。

そして公私を統合し、自分にとってもっとも生き易い状況を生きていただきたい(私もそうしたい)と、心からそう願っています。