今日は「父親に対する感情をクリアにしよう」というお話です。
なぜこのお話をするかというと、セッションの中で
「父親に対して、何の感情も湧かない」という
お話が出たからなんです。
私、この気持ちが本当によくわかるんですよ。
私自身も、そう思っていた時期があったから。
けれど、私の場合
父への感情は「男性への敵対心」という形で
ちゃんと表に出ていたんですよね…

さて、さっそく本題に…といきたいところですが、
そもそもなぜ、
父親との感情を整理する必要があるのでしょう?
母親との関係は人間関係の基盤ですが、
父親との関係は「社会とのつながり方」に直結します。
ここに怒りや不信感を抱いたままだと、
思うように能力が発揮できなかったり、
お金や仕事で壁にぶつかりやすくなります。
私の場合も、父への思いを抑え続けていたことで、
職場の男性に強い怒りを抱いていました。
「なんでこの人が上なの?」「男性は邪魔」
――そう感じるたびに、
本当は父に対して言えなかった気持ちが
出ていたのだと気づいたのです。
感情を抑え込むと、
やがて「何も感じない」と思い込むようになります。
でも無意識では、強い感情となって他人に投影されていきます。
だからこそ「父親への感情をクリアにする」ことは、
自分のエネルギーを取り戻すためにとても大切です。
社会と関わることが楽になり、自分らしいビジネスにも
スムーズにエネルギーを注げるようになります。

そうは言っても
「やっぱり何の感情も湧かない」と感じている方はとても多いです。
でも、感情は思っている以上に
“わかりやすい場所”に顔を出しています。
今日はそのサンプルを3つ、ご紹介しますね。
1. カテゴリー全体に感情をぶつける
・「男性」というだけで腹が立つ。
・「上司」という肩書きだけで、反射的に反発してしまう。
これは、個人というより
“集団”や“属性”に感情をぶつけているケースです。
たとえば私は、父との関係が起点になって
「男性」という存在そのものに怒りを感じていました。
一人ひとりに何かをされたわけではなくても、
「男性」という枠組みを見るだけでイライラしてしまう。
そのとき初めて、
「私の中に、まだ処理しきれていない怒りがあるんだ」と
気づくことができました。
2. 言葉に身体が反応する
「お父さんなんだから、敬いなさい」
私は母からこういわれると、
みぞおちがギュッと固まる感覚がありました。
言葉そのものよりも、その裏にある
「強制」「押しつけ」に体が反応していたんです。
感情は、頭ではなく身体に残ります。
モヤッとしたり、胃が重くなったり、首や肩に力が入ったり。
それは「私はこの言葉に反応しているよ」というサインです。
✓誰かの言葉を聞いたとき、身体が固くなる感覚はないか?
✓「その言葉を聞くとしんどい」と思うフレーズはあるか?
ここを探っていくと、
未消化の感情を見つけることができます。
3. 相手の一挙手一投足を監視してしまう
・父親の動きをつい目で追って、粗探しをしてしまう。
・何かをするたびに、「またあんなことをして…」と心の中で文句を言う。
これも、感情が教えてくれる大事なサインでした。
もし本当に無関心なら、
相手の行動をいちいち追いませんよね。
「文句を言いたくなる=言いたいことがある自分がいる」ということ。
✓なぜか相手の行動を逐一気にしてしまう人はいないか?
✓「またか」と心でつぶやくとき、そこに隠れている本音はなんだろう?
無意識にやっていることを紐解くと、
自分の本音に出会うことができます。

感情は、いつも分かりやすい形で
出てくるわけではありません。
身体の反応・言葉のひっかかり・行動の癖など、
いろいろな場所に“隠れて”いるんです。
でも、小さなサインに気づいてくと、
感情はするすると顔を出してくれます。
でも、もしここまで読んで
「私にはどこにあるのかわからないな」
「どうしても掴めない」
そう感じても、落ち込まなくて大丈夫。
自分だけでは見つけにくい感情もあるんです。
そんな時は、セッションの中で
私も一緒に探っていけたらと思います。
ひとりでは見つけられない感情も、
誰かと一緒なら見えてくることがありますから。
どうかあなたの心の中が、
さわやかなエネルギーで満たされますように…
私は今日もこの場所から、応援しています。
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自分の“隠れている感情”を、
じっくり解きほぐしてあげたい…
そんな思いが湧いてきた方のために、
深く自分を見つめていく時間をご用意いたしました
➠「魂の声とともに働く私へ」本質再構築セッション