私、会社員時代は
「働くほどに借金が増える」という
謎現象に悩まされておりました。
もう、意味が分からないでしょう？
「使いすぎているから」と言ってしまえば、
確かにそうなのですが、
何にそんなに使ったのかが分からない状態で
ずっと「お金がない…」と悩んでいたんです。
この時の私に何が起こっていたかと言うと、
今すぐ簡単に手に入るものを買うことで、
自分の気を紛らわそうとしていたのです。
当時の私が本当に欲しかったものは、
✓「私は、ここに居てもいい」という
承認される安心感
✓「私はできる！大丈夫！」という自信
という感覚でした。
この感覚というのは、
子供が幼少期に母親との関係の中で、
感じて育んでいくものです。
私は、その感覚が育めないまま、
大人になってしまったんですね。
そして大人になってもなお、
母親から与えられるのを期待し続けていたのです。
でも、本来与えられるべき時期に
与えられなかった相手から、
今更もらおうとしても無理。
（そもそも、親側も与える方法を知らないから。）
だから「欲しいのに、もらえない…！」という
ストレスや絶望感を少しでも減らそうと、
お金を使うことで紛らわせていたのです。
で、借金が膨らんだ…と。
では、この状況を変えるには、どうしたらいいか？
まず必要なのは、
「大人になってもなお、
母親から与えられるのを期待し続けていた」
これを諦める必要があります。
「欲しいけど、何をやってももらえない…」
この状態というのは、
自分が子供の感覚のまま
母親とつながってしまっている証拠。
自立できていないんですね。
だから自分が母親に対して抱いている感情を
たくさんたくさん書き出して、
それを母親に伝える必要があります。
“遅れてやってきた反抗期”みたいなものです。
感情を伝えたところで、母親は変わりません。
欲しかったものを、与えてくれるわけでもありません。
何なら逆ギレします。
たまに謝罪する母親もいますが、
その謝罪はその場しのぎの言葉なので
中身はありません。
無視です、そんなものは。
そもそも
この「母親に伝える」という行動は、
あなたが母親を
許すためにするものでもなければ、
あなたが母親に
受け入れてもらうためのものでもありません。
あくまでも、
自分が抱いている期待を諦めるための行動。
「あれ？この人（母親）は
なんでこんなに話が通じないの？！」
ここを大人の自分の頭で認識して、
母親を一人の人として理解するというフェーズに
移行するための行動なのです。
キツイんですけどね。
ここをちゃんとやらないと、
ずっと中途半端なんですよ。
絶対に、どこかでまた行き詰るの。
たまに「親は許せたと思う」などと
おっしゃる方もいるのですが、
私は「あ、嘘だな。」と思って聞いています。
だって本当に向き合ったら、
許すという考えが出てこないもの。
「あれまぁ、これでも“大人”として生きてていいのか。
でも、生い立ちや時代背景を理解すると、そりゃそうなるよな。
子供を育てられるほど精神的には成熟していないけど、
この人はこれで完璧なんだな。
さーて、私はどう生きようか？」
こんな感じ。
一個人としての存在を、許容できる…って感じかな？
臭い物に蓋をするな。
本当に何とかしたければ、
ちゃんと現実と向き合うしかない。
特に繰り返すパターンがあるのなら、
それは絶対に母親との関わりの中で
作り上げてしまった思い込みが関係しています。
やるなら早いうちにやり切ってしまった方が、
生きる上でも楽になりますよ～✨
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