これまでの記事で、

 

腸に炎症があると、栄養の吸収が悪くなり、エネルギー産生やホルモン合成など、あらゆる身体の機能に影響がでてくることが考えられる。

 

 

という事について説明しました。

 

 

腸の炎症改善には、食べた方が良いもの・控えた方が良いもの色々とあり、良くも悪くも様々な食品があふれている現代において、望ましい食習慣へと変えていくには多少の根気が必要である側面があります。

 

 

今回の記事でご紹介するのは、もっと手軽に、今すぐできる栄養吸収効率の高め方です!!

 

 

それは・・・

 

 

よく噛む事!!

 

 

当たり前すぎたでしょうか爆笑

 

ですが非常に非常に大切なことなんです!

 

 

 

噛まないと何が良くないのか?

それは、低胃酸につながる可能性があるからです!!

 

 

 

低胃酸という言葉は聞いたことがありますか?

 

ストレスで胃酸過多になり、胃痛や胃炎、逆流性食道炎などの症状や病態につながるということは良く知られているかと思います。

 

ですが、

 

胃酸分泌が少ない「低胃酸」も、胃腸をはじめ、様々な症状や病気につながるリスクがあるのです。

 

 

 

 

よく噛むことで、胃酸の分泌が良くなると言われています。

 

 

「口腔 → 食道 → 胃 → 腸」と、消化管は繋がっているので、口腔の運動を感知することで、食道・胃・腸が消化吸収モードになるように準備を始めるのです。

 

 

胃酸は、たんぱく質、鉄・亜鉛・マグネシウム・カルシウムなどのミネラルや、ビタミンB12などの吸収のためにとても重要です。

食事で摂った栄養は、お互いに影響し合ってエネルギーやホルモンなどに作り変えられる(=代謝)ので、吸収されにくい栄養素があると、たとえ他の栄養素が満ちているとしても、代謝が滞ることになります。

 

 

 

同じ食事を食べるにしても・・・・


  

 

 

よく噛む

 

↓   

 

胃酸分泌が良くなる

 

 

栄養吸収が良くなる

 

 

代謝がスムーズになり、

 

・エネルギーが効率よく産生される

(=元気!)

 

・様々なホルモンが効率よく産生・分泌される(=ホルモンバランス◎)

 

 

 

このような働きがあるので、よく噛むことが重要なのです!!

 

 

 

 

目安は一口30回以上

 

 

ちなみに、噛みすぎたからと言って、胃酸が過剰に分泌されることはないのでご安心ください爆笑

よく噛むことで自律神経のバランスも整う効果が期待できると言われており、むしろ胃の調子が悪い時ほど、よく噛むことがお勧めです!

 

 

また、この記事では「胃酸」の視点からまとめましたが、同じく噛むことから良く分泌されるようになる「唾液」も、消化吸収はもちろんのこと、全身の健康に大切だと言われていますにっこり

 

また別の記事でご紹介してきますね!