11ヶ月の娘が、夜寝る際に電気を消してから歩行のコソ練をしています。

暗闇で何も捕まらずにそっと立っていて「いや、立てるんかい!」とツッコんだ10ヶ月のとある日。

どうしよう、ペースが早い。もう歩き出してしまう。ゆっくり成長してほしいけど、本人の未知への挑戦と陰の努力がすごい。その気持ちは止められない。なんなら、もうすでにしれっと当たり前の顔して2,3歩歩いてるけど、「え?」という顔をすると「何もしてませんけど?」という感じですぐハイハイしてしまうので、まだ気付かないフリをしております、、、。いつ初歩行の公式認定しよう、、、


って思ってたら、今日めっちゃ歩いたー!!!!なんならカーブもいけてた!


9/8,初めて歩いた日に認定。

 

 

前回の続きです。

 

 

 

③鍼灸院で和らいだ不安

発作のことがあってから(この時はこれがパニック発作とは思っていませんでした)、何度もあの時の恐怖を思い出していました。

「もし出産の時にあんな風に取り乱したらどうしよう」「またなったらどうしよう」そんなことを考えているうちに、不安な気持ちが膨れ上がり、日常の生活に身が入らなくなっていました。そして不安な日々を過ごして、あの時予約した鍼灸院の日を迎えました。車に乗るのはあの時以来で、家から5分の距離でしたが、車を運転すること、車の中に乗っていることがすごく不安だったことを覚えています。赤信号で止まった時に、信号という自分の意志でどうしようもないことに対しなぜか恐怖を感じて発狂しそうになり、喉が渇いてたまらなくなって予約時間が迫っていましたがコンビニで水を買ってから向かいました。鍼灸院では逆子の治療をしてもらっていましたが、すごく穏やかな先生で話をよく聞いてくれ脈診から色々なことを当ててもらっていたのでとても信頼していて、あの日の出来事を相談しました。コロナ以降受診を控えていたので、久しぶりに身体の様子をみてもらいました。すると、胸鎖乳突筋のあたりが異常に凝り固まっていて呼吸のサポートがしにくい状態になっているとのことでした。コロナで緊張とストレスが続いていたので首や肩周りがガチガチになっていたのです。人は呼吸がし難いと本能的に不安を感じるようになっているので、こういったこともパニックに繋がったと教えてもらい、胸鎖乳突筋のあたりの血流を促すような治療をしてもらいました。得体の知れなかった不安に、きちんとした理由があったことを知り、この時は霧が晴れたような気持ちになり、家に帰りあの日からずっと落ちていた食欲も復活し久しぶりによく眠ることが出来ました。

 

④再び大きくなっていく不安

理由も分かったしもう大丈夫と思った矢先、なんでもないふとした時にまたあの胸のゾワゾワが襲ってきました。突然やってきた息苦しさにいてもたってもいられなくなり、家の中をうろうろと歩き回りました。いつ治るんだろう?また来るのかな?出産は大丈夫かな?こんな状態で赤ちゃんを育てられるかな?息子の相手は出来るかな?小さな不安がどんどんと大きく膨らんでいきました。

妊婦健診が近づいてきたので、産院で相談してみようと思いました。しかし、家から車で30分の距離の産院に行くことが不安で出来ず、母に運転を頼みました。私は助手席に乗り楽な姿勢で車に乗っていました。しかし途中、閉鎖空間に耐えられず何度も窓を開けて息を吸い込もうとしましたが、苦しくてたまらなくなりました。車の色々な場所にしがみついて息を整えます。トンネルや信号待ち、結局30分の距離で3回くらい小さな発作をおこしていました。そして産院について自分の番を待っていると、いつもの女医の先生が急患を見ていたため他の先生に変わりました。パニックのような状態になったことを話して何か薬はあるのか確認したところ、薬はこの病院では出せないこと、心療内科で出してもらうことも出来るけど薬を常用するとこの病院では出産できなくなることを伝えられました。そして「まぁ、お腹が大きいから物理的に苦しくなりますよ」と言われたのがトドメの一言。この不安と恐怖を理解してもらえない不安、出産直前で転院になる可能性が出てきた不安。薬が飲めない不安。ここからパニックの症状が急激に悪化していきます。

 

 

続きます。