娘ちゃんはソフトボール部なのですが、この時期の応援は完全防寒必須ショック
スヌード編んで巻いてたら母親に編んで欲しいといわれた。

今日は母親について吐き出し。


自分が親になってから尚更残念というか悲しくなることが多々ある。
今回の乳がん発覚で再確認。

この人はこういう人だから仕方がない。



手術で入院が決まったとき、息子君をどうするかってのが一番の問題だった。
幼稚園は8時から(これも早く預かってもらえる特例)
旦那君は朝7時前に家を出る。
妹は朝6時。
母は朝8時。

妹は徒歩1分とのところに住んでる(笑)
16時に終わるので幼稚園に迎えに行って娘ちゃん含め夕飯を食べさせて旦那君の帰りを待ってくれることに。
問題は朝、息子君を幼稚園につれてってくれる人だ。
旦那君は遅刻申請をすれば大丈夫だとは言ってくれたけど、仕事が一番忙しい時期。
私の病院に付き合ったりでただでさえ会社を休ませてるし、二年に一回ある大型イベントの為の二週間の出張が私の入院時期にぶち当たった為にそれもキャンセルさせてて、さらにってのは気が引けた。

母に頼もうと思った。
気が重かったけど。

母「30分遅刻すると困るんよなぁ。私しかおらんし。」

ですよね。
私の母親ってあなたしかいないんですけどね。
ちなみに母はパートタイマーだ。

これに反論する気力ってない。
とはいえ、なんとかしないといけなくて旦那君に頼ることにした。
それを知った妹が呆れて父にポロリ。
父が来ることになった。。。

父は68歳ですが仕事をしている。
正直父に来られるのは旦那君的に気が引けるらしい。
「お義父さんに無理をしてもらうくらいなら自分がやる」

だよねぇ。
母が来てくれるのが一番収まりがいいよね。
でももう私の心は折れている。
こういう私からのお願い。最初はまず断られる。
勿体つけられるというべきか。
それに引き換え妹のお願いはなんとかして頑張る。
そんな母をずっと見てきた。
無意識なんだよね。
私の事は子供というより頼りになる友達みたいに思ってると思う。
妹の事は子供なんだよな。
でも実際にたくましくて頼りになるのは圧倒的に妹ちゃんなんだよな。
私は姉気質でお世話するのは好きだけど、率先するのは苦手で、妹ちゃんが場を仕切り、私がそれに従って場を回す。
これが私たちのやり方。

遡って6年前。
息子君を産むとき、1ヶ月半入院することになった。
その時娘ちゃんは小2で、転勤先で頼れる人がいなかった。
母にお願いしました。これが孫の面倒を見て欲しいっていうはじめてのお願い。
あっさりと仕事(パートタイム)がーって断られた。
母は妹と父に怒られた。結果来てくれることに。
手伝いに来てくれたときは「任しときーなんの心配もいらんよー」ってノリ。
もちろん頼りになる。なんせ家事は完璧。
ちなみに、パートタイムに行くより良い手当てを旦那君が渡してくれた。
未だに「私がおらんかったら大変やったやろー」って言ってくる。



結局今回も妹に怒られて母が朝担当になった。
そうなるとノリノリ。
手術の日が決まって母に言う。
母「どうしよう。その日ボーリング教室だ。」
私「旦那君も妹ちゃんもいるからいなくても大丈夫だよ。」
母「良かったウインク


こんな人に何言っても虚しくなるだけだよな。

当日、手術時間が二時間はやくなり、妹ちゃんがちょっと間に合わなかったけど、母のボーリング教室が始まる前だったので見送りはしてくれた。

手術が終わって、家族への説明は旦那君と妹ちゃんが聞いてくれて、目が覚めたときにもその二人がいた。
30分ほどして両親が来た。
父親は目に涙を浮かべてて、母親はなんかふてくされてた。
父がトイレで離れた隙に母がよってきた。
母「お父さんに怒られた真顔
私「私が良いってゆったから気にしなくていいよ」
母「やんなーデレデレ
 
なんか涙が出た。

数日たってこのやりとりって普通じゃないよなって思った。
娘ちゃんがもし私の立場ならなんてことを悶々と考えたとき、手術中の嫁の母親がボーリング教室に旅立つのを見送ったであろう旦那君に凄く申し訳なかった。

その事をLINEで旦那君に謝る。
同時に私は娘ちゃんにあんなことしないから。ってか出来ないから安心してなんてことを伝える。
すると妹ちゃんにも謝られたって教えられた。
ちょっと遅れて来た妹ちゃん。母がいないことに「意味わからん意味わからん意味わからん」とキレはじめ、「本当にあんなんでごめんなさい(;>_<;)」って。

早速妹ちゃんに「それだけじゃないよー。術後まだ一時間も経ってない私に、お父さんに怒られたって拗ねて来た。ごめんなーって言いに来たと思った私がアホやったおーっ!」ってチクった。
笑い話にするしかないよなぁこんなん。


なぜこんなことを今更書くかというと、母に頼まれたスヌードをせっせと編んでる自分がいるから。
多分、私は母親の愛っていうやつに飢えている。
母親は何でも簡単に頼んでくるし、時間がないから無理って断ろうもんならすぐに拗ねるし、こっちが酷いことをしたような振舞いになる。
「母親が頼んでるのにひどい娘」って言われているみたいな。
未だに誕生日プレゼントを渡さないと拗ねる。
因みに私や妹ちゃんは中学生くらいで誕生日プレゼントは貰えなくなったし、孫に至っては妹ちゃんとこには何が欲しいかきいているが、うちの子達には。。。
自己申告してこないからって言われる始末。
なので自己申告させてる。
私自身が母へお願いとかをしたくないから子供達もやっぱ苦手にしてる。
断られたってのは蓄積する。
厳選に厳選しているお願いがことごとく断られてるんだもん。



今回のスヌード。
手持ちに母に似合いそうな色の良い毛糸があったんだけど、編んでみると思ったよりチクっとする。
もともと首に巻くの嫌いな人だから、これだとチクチク感じるかな?と。
同じ糸で娘ちゃんのマフラーにしたやつはかなりもっちりしてる。アルパカなので実際はほんのちょっとチクって感じるかも??って程度。
でも気になり出して、新たに購入。
某高級輸入手染め糸。色とかすごい悩んだ。
イメージに会う色なんだけど、単色ではないから気に入ってもらえないかも。。。なんて考えながら編む。


なんだこれ。
どんだけ私は母親が好きなんだ。
好きとかそんなんじゃない。もっと本能的なものなんだよなこれ。



入院中、外出許可が出て息子君の幼稚園のバザーに行けることになった。
その事を知った娘ちゃん。

「ママが行くなら私も行くー爆笑

めっちゃ嬉しかった。

私は母親に似てるところがあって、そんな自分に気付いたとき、娘ちゃんに疎ましがられちゃうなぁ。。。って反省しつつも怖い怖い母親になってる。
甘えさせるのが凄く下手くそだし。
8歳も下の息子君が甘やかされるのを見て悲しくなったりしてるんじゃないだろうかと、心配する日々。


「ママが行くなら私も行くー爆笑
ってのを聞いて嬉しくなって娘に冗談ぽく言ってみた。
「娘ちゃんは本当にママの事好きよなーウシシ

「うん!大好きお願い


涙堪えるの大変だったわーーあせる
めっちゃびっくりした。
甘えさせるの下手くそでごめん。
なのにこんなに素直に育ってくれてありがとう。

自分の母親の事こんな風にダメ出ししてるけど、私だって全然ダメダメです。

でも子供って母親の事は絶対に「嫌い」からスタートしないんだよね。
「大好き」からスタートしてる。
その事だけは忘れないように。

とりあえず、気に入ってもらえるといいんだけどなぁ。。。って思いながらスヌードの続きを編もうと思う。