自分なりにいろいろ調べてみた。

90%以上がアポクリン化生となっているもので、トリプルネガティブ(以下TN)となることが多いが性質がおとなしいものが多い。
ki-67が低値となるものが多いということからそうだといわれてるのかな。

TN=抗がん剤治療なのが今の標準治療なんですよね。
でもTNをひとくくりにするのはどうなのか。

アポクリン癌で検索して引っ掛かったサイト
・日本赤十字 姫路
「Triple negative乳がんは1種類ではない Vol.5」より

このタイプのTN乳がんは、アンドロゲンというホルモンへのレセプターを持っています。女性の性ホルモンはエストロゲンであり、ER=エストロゲンレセプターは乳がん細胞の重要な二つの標的の一つであることはVol.1で述べました。男性の性ホルモンはアンドロゲンであり、AR=アンドロゲンレセプターを持つこのタイプのTN乳がんはしたがって限りなくTN乳がんよりもルミナールタイプの乳がんに近いのです。

そしてERを持つ乳がんがERをブロックすることでおとなしくなるように、ARをもつこのTN乳がんもARをブロックすることでおとなしくなります。そして現代医療ではこのARをブロックする薬剤はすでに開発されていて標的治療が確立しています。ただ日本では保険適応ではありません

ASCO2015 Antoinette TanによればTN乳がんのうち、10-15%がAR陽性とされています。われわれが2011年から2016年で経験したTN乳がん146例中、実際このARが陽性だったものは何例あったか調べてみると5例(3.4%)でした。ただしわれわれはTN乳がん全例でARを調査しているのはありません。“アポクリン化生”を認める特殊な乳がんを疑ったときに調べるようにしています。
アポクリン化生というのは、汗腺の1種であるアポクリン腺の細胞のように乳がんが変化していることを言い、乳腺症という良性の乳腺の変化でもよく見られることが知られています。90%以上がアポクリン化生を示している乳がんをアポクリンがんと呼び、われわれの5例中では2例がそのアポクリンがんと診断されました。逆にアポクリンがんは同じ期間に12例経験しており、いずれもTN乳がんでした。この12例を見てみるとステージIが5例 IIが4例 IIIが3例でした。

観察期間で0.3から3.9年(中央値 1.2年)で再発は1例もありません。進行がん症例には全例補助化学治療を施行しています。内3例は術前化学治療を施行しているが、pCR(病理学的完全寛解)が得られた症例は1例もなく、Grade 1a(ほぼ化学治療に反応なし)にとどまりました。

このようにAR陽性乳がんは、他のTN乳がんと異なり、ホルモンに感受性があり、抗がん剤はほとんど効果が期待できません。基本的に予後はよいとされるが、放置すればリンパ節転移を来すこともまれではなく、進行がんでは効きにくいからと言って抗がん剤を省略することはできません。
進行がんでは抗がん剤をきちんとするのだから、ER陽性乳がんのように、術後に抗がん剤をし、さらにホルモン剤を使ってアンドロゲンを抑制するべきではないのか?
これに関してはもともとの数が少ないタイプのがんなので、臨床試験が組まれておらず、結果も出ていません。ただホルモン剤は使えなくとも再発は経験していないことはすでに述べたとおりです。


あくまで私の解釈ですが、アポクリン癌は
AR(+),HER2(-),ki-67 低値
のルミナールAなんじゃないかと。
ルミナールAの場合、ホルモン療法ですよね。
浸潤径が大きいと抗がん剤をといわれるようですが、ルミナールタイプで抗がん剤治療を悩む場合、オンコタイプDXがありますよね。
それがあればなって心底思う。
乳癌と言われてすぐに調べたとき、オンコタイプDXにもたどり着いて、めっちゃ高いのをみて「この検査さるくらいなら抗がん剤やるわ。」って思ったのにな(笑)

やっぱりリンパ節転移がなかったらやりたくないなーーーぐすん
微小転移が一番の問題だなぁ。
微小転移の場合は術後抗がん剤をするなら腋窩リンパ節の郭清はしないって事だけど、抗がん剤が効かない場合この微小転移はどうなるんだ???
っていう怖さまで出てきてしまったショック
取る方が確実よね?

微小転移でも腋窩リンパ節郭清もありかもしれん。



追記というか訂正
AR(+)は5例で内アポクリン癌は2例で
同じ期間にアポクリン癌は12例あって、全てがTNだった。
ということはアポクリン癌全てがAR(+)ではないってことみたいですよねあせる
2/12か。少ないなショック