映画「バッド・ランズ」


大阪・西成を舞台に、特殊詐欺に加担する血のつながらない姉弟の生き様を描いたクライムサスペンスエンターテイメント、というか、フィルムノワール。


予告を観て、キャストが魅力的だったので鑑賞。


描かれる世界観や雰囲気、キャストの演技力、音楽など、すべて私好みの作品で、引き込まれてしまいましたね!

久しぶりに、おかわりしました😀🎥


原田監督作品は、タイトルは知っていても、食指が伸びずにいましたが、今回の「バッド・ランズ」は良かったです。


普通のクライムサスペンスやバイオレンスものだと、あまりひかれないんですけどね。

フィルムノワールは嫌いではないです。


とはいっても、たいていの結末は、ほぼ救いようがないので、切なくなるんですが…登場人物がそれだけのことをしてますからね…でも、今回のラストは未来が感じられました。(監督がラストシーンの後日談を語っているものからも、希望を感じられて◎⤴️)


バッド・ランズ公式サイト

 


舞台が大阪の西成なのですが、私、事前情報として頭に入っておらず。観始めてから、大阪のディープなところだと知り。大阪の地理に疎いので、良く分かっていなかったのですが、春に行った四天王寺から遠くないことに気づいて。そういえば、あべのハルカスがけっこう近くに見えてましたっけ。 
で、後から、そういう地理だったのかと復習になりました🗺️
天王寺周辺についても、少し前にお仲間との話しに出て、ちゃんと、伏線が回収されたのでした。


作品に戻って、俳優陣の演技ーネリ役・安藤サクラさんは格好良かったし、ネリの弟ジョー役・山田涼介君は生き生きしていたし、曼陀羅役の宇崎竜童さんには痺れました❗関西弁、心地よく。音楽も良かったなー。先程書いたけど、結末も悪くないです。柵から解き放たれた、ネリの幸せを願えます。


これは、「地」➡️「風」ですね。

血縁の呪縛や土地などの柵から解き放たれ、纏わせていたベールを脱ぎ捨て、自由に軽やかになって、本当の自分を生きる時の到来。しかも、女性がです。


んー、描かれていない世界線も知りたくなりましたね。もう少し、余韻に浸ることにしましょう…🙂



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