標記大会は、3月19日(火)〜 20日(水)の2日間、九段下の日本武道館で行われました。
私の役割は競技部審判員係ですが、試合場8面の審判員割当表と、準決勝戦と決勝戦の指名審判員割当表を作成するのが主な仕事です。
しかしながら松岡圭一先生(大東文化大学第一高校)がほとんど作成してくれましたので、私はそのサポートをしました。
また昨年と同様に受付係からもお手伝いのリクエストがありましたので、そちらもサポートさせていただきました。
受付係の方からは、今大会中の悲しい出来事をいくつかお聞きしたのですが私も悲しくなり、高校生の全国大会で起きていることを皆様に知っていただくべきだと思い、以下に謹んでお伝えします。
◾️悲しい話(1)
ある有名な指導者が大会プログラムを手にして「広告協賛のページがあるからプログラムがこんなに重くなっちゃうんだよ」と言ってプログラムのP.139以降を破って切り離し「これ、捨てといて」と言ったそうです。
大会運営側がどれだけ苦労して広告協賛を集めて大会開催にこぎつけているのか、そんなことは考えもせずに大会プログラムを破って切り離して捨てた行為に、とても悲しくなったそうです。
◾️悲しい話(2)
ある有名な元選手の方が「◯◯先生におみやげを渡したらすぐに戻って来ますから」と言って本来なら入れないのに受付を通過し、結局戻って来なかったそうです。
「そういう事情ならお入りください」とご案内した受付係の方は裏切られた気持ちになり、とても悲しくなったそうです。
◾️悲しい話(3)
ある有名な大学の指導者が広告協賛をしていないのに広告協賛者受付に来て、本来なら入れないのに強行突破して入館したそうです。
その方は世界柔道選手権大会の優勝者ですが、柔道の強さと人間性は関係ないことがわかり、受付係の方はとても悲しくなったそうです。
以上、悲しい話を3つご紹介しましたが、来会された柔道関係者の大多数の方は決まりを守り、礼儀正しく振る舞っておられました。
大会結果は報道のとおりですが、男子団体試合の決勝戦で代表戦となり、見事な一本勝ちで優勝を決めた平野匠啓選手(埼玉栄高校)の大内刈が印象的でした。
結びに大会関係者の皆様の並々ならぬご尽力とご努力に敬意を表するとともに、出場した選手のご健闘を讃えます。たいへんおつかれさまでした♪
男子団体戦優勝の埼玉栄高校
岩手県の 北 広道 先生
泣く子はさらに泣いてしまう 赤岡志保 審判員
全日本柔道選手権大会に出場する 濱田哲太 選手
(日本大学)
山本悠司 さんと天理大学の 穴井隆将 監督
審判員係のふたりは仲良し♪