ほ標記大会は、11月16日(月)〜17日(火)の２日間、埼玉県立武道館で行われました。
本校は東部地区新人大会で優勝したので、男女ともに第１シードです。
女子は初戦で市立川越高校と対戦しましたが、１－０でリードして迎えた大将戦で、本校大将の青木さんが体重が37kgも重い相手を攻めまくり、指導３を相手に与えて反則負けにした試合は見事でした。
続く準々決勝戦では実力校・武蔵越生高校に０－２で敗れましたが、先鋒・新垣さん、中堅・森林さんともによく攻めて、力を出し切った県８強となりました(女子団体県８強は創部以来２回目)。
一方男子は、内緒の事情があって、東部地区優勝メンバーから１名を欠いての厳しい大会出場となりました（内緒の事情は悪いことではありません。念のため）。
初戦は豊岡高校に５－０で快勝して順調な滑り出しでしたが、続く３回戦の浦和南高校戦でアクシデントが発生します。
３－０で本校リードで迎えた副将戦で本校の松本くんが内股で技ありを奪い、優位に試合をすすめていました。
ところが私が「立ったままの袖釣込腰もいいぞ！」と声をかけたのが聞こえて松本くんが袖釣込腰をかけたところ、すっぽ抜けて「体を捨てての脇固」と判断されて反則負けになってしまったのです(松本くんは悪くありません。悪いのは私です)。
一発で反則負けになったため、松本くんは以降の試合には出られません。ただでさえベストメンバーから１名を欠いていたのに、これで２名を欠いて準々決勝を戦わなければならないため、チームのみんなは動揺をかくせません。
私はこのままではまずいと思い、すぐにみんなを集めて「いいか、アクシデントがあって松本くんが出られなくなったけど、このピンチをチャンスに変えるんだ。(補欠から投入された)江原くん、俺はあなたが抑え込んで勝つと思うぞ」と話し、無理矢理不安を打ち消して、生徒たちを送り出しました。
この声かけがうまくいったのかどうかはわかりませんが、準々決勝の西武台高校戦は２－１で辛勝し、嬉しい県４強入りを果たすことができました（補欠から投入された江原くんは値千金の引き分け）。
男子団体県４強は創部以来３回目ですが、2019春(手島龍人キャプテン)、2019秋(玉沖聖河キャプテン)、そして2020秋(宇井大葵キャプテン)と、三代続いての県４強入りとなりました。
準決勝は全国中学校大会二連覇のメンバーを擁する埼玉栄高校に完敗し、続く３位決定戦でも武蔵越生高校に敗れましたが、ベストメンバーから２名を欠きながら(武蔵越生高校戦はケガで３名を欠きながら)、生徒たちは本当によく頑張りました。
思えば新型コロナウイルスのために休校期間と練習自粛期間が長く続き、本当に苦しい毎日でした。
休校期間には、柔道部から気持ちが離れないようにLINEのリレートークをしたり柔道部のグループLINEでビデオ通話をしたりして、柔道部としてのつながりの維持に努めました。
練習自粛期間には、全日本柔道連盟の練習再開ガイドラインを守り、来る日も来る日も組まない練習とトレーニングを続けましたが、今、思い出しても、つらく苦しい毎日でした。
また練習前には毎日生徒たちと一緒に道場の畳を雑巾で拭いて、消毒に消毒を重ねています。
今日の結果をみると、本校に練習に来てくださる皆様と、出稽古を受け入れてくださった山梨学院大学、平成国際大学、国士舘大学の皆様のおかげだとあらためて感じます(大学名は今年度出稽古した順)。
本校は埼玉県教育委員会の指示を守り、月〜金曜日に１日、土曜日と日曜日のどちらか１日、必ず練習を休みにしています(基本的には木曜日と日曜日が休み)。
これからも、効率よく、中身の濃い練習をすることを意識して、そして来校者と出稽古を大切にして、生徒たちと力を合わせて頑張ります。
日頃から生徒たちを支えてくださっている保護者の皆様、今回は無観客試合のため、ご自宅または職場からの応援ありがとうございました。引き続き、よろしく応援の程、お願い申し上げます。
それから卒業のみなさん、いつも母校の後輩たちを気にかけてくれてありがとうございます。卒業生の年忘れ練習会は12月12日(土)16:00からです。お誘い合わせの上、奮ってご参加ください。
結びに、大会が何もかもなくなって引退せざるを得なかった３年生のみなさん、今日も応援ありがとうございました。畳の撤去などの後片付けへの協力にも感謝しています。時間がある時にはまた練習に来て、後輩たちに胸を貸してあげてください。これからもよろしくね♪
男子県４強・女子県８強 おめでとうございます♪