『いつか終わる夢』と『サザンカ』…どちらから書こうかなぁと思いつつ…
今日は『サザンカ』について書こうかな
プロローグ全体を通して見てもわかるように、これは公演全体で一つのストーリーにもなっているよね
ゆづはおそらく…映像の順番や流れ、プログラム、何をどこにどう持ってきて、どう流れを作るのか、ものすごく考え抜いて構成していると思っています
『いつか終わる夢』からの『サザンカ』…
現地で流れる曲を聴きながら…その歌詞に、これまでゆづが発してきた言葉が重なりました
『逃げる事の方が怖いと君は夢を追い続けてきた』…これってゆづが平昌五輪以降何度か口にしていたのを鮮明に覚えている
「僕にとっては、みなさんの応援や期待から逃げることの方が怖い」と何度も言っていた
『努力が報われず』なんて…まんま北京五輪でゆづが口にした言葉と重なる
ゆづは…サザンカの歌詞や世界観に…平昌五輪以降の自分を重ね合わせていたのかもしれない…
そんなことを現地で思うサザンカの始まりでした
そこからの
『夢を追う君へ…』でトリノファイナルの4A映像…
『思い出して つまずいたなら』
『いつだって物語の主人公は笑われる方だ』
『人を笑う方じゃないと僕は思うんだよ』
苦しい苦しい4Aへの道…
思い出して…つまずいたなら…自分の過去を思い出して…って
どんなに逆境でも、高い高い壁でも、乗り越えてきたよねって
あの時パトリックに勝利したように、また必ずその現在の壁は乗り越えられると、映像が語っているよう
初めて見る赤く大きく腫れた足の写真まで…(;_;)
この時も、急遽構成を変えて、それもやったことがない構成で演技しきった
右足首が脆いって言ってた(;_;)
切れる靭帯もないって、すぐに骨に当たっちゃうって、無理してるところとは違う靭帯も切れるって言ってた(;_;)
からの
『夢を追う君へ…』で、また4A挑戦の映像…
『夢を追う君』とは、4Aを追いかけるゆづのことだよね
『思い出して くじけそうなら』で、中国杯の映像…
そこから映像は、2014年グランプリファイナルの4S、2016年オータムのショートフリーの4Lo、2017年ロステレの4Lz、2019年トリノファイナルの4Lz…
こうして『跳ぶ!』『跳べ!』のSoulと共に、幾多のジャンプを跳んできた
その歴史をまざまざと感じさせるもので…
そして2019年スケカナのガッツポーズ、トリノファイナルの降り注ぐプーシャワー…
『嬉しいのに涙があふれるのは』
『君が歩んできた道のりを知っているから』の歌詞で、涙する2015年グランプリファイナルのゆづ…2018年平昌五輪で涙するゆづ…
歌詞に合わせて、私もその道のりを知っている…と思ってね(;_;)(;_;)泣けてくるの(;_;)(;_;)
そして、ゆづの言葉が続く
「たとえ報われない努力だったとしても」
「僕の歩んできた道のりが、無駄だったとしても。」
「僕なんかのスケートを観てくださって、幸せを感じてくださったのなら、これ以上ないくらい、報われています。」
「僕は、幸せです」
現地で聞いていて、なんだか胸にささる言葉だった…
嬉しいとか…よかったなという安堵感とは違くて、なんとも言えない複雑な気持ちになったのは正直なところで…
ゆづの言葉が…ポツッ…ポツッと…自分の胸に雫となって落ちてくる感覚で…
私の心が水面ならば、ゆづの言葉がポツッ…ポツッと落ちてきて、心に波紋が広がっていく感覚だったんだよね
いまだにちょっと…私はこのゆづの言葉を消化しきれてないというか、受け止めきれていないところがあるように自分で思っています
だってちょっと悲しい言葉にも聞こえるんだもん(;_;)
報われない努力…
道のりが無駄…
だけれど、観てくださって幸せを感じてくださったのなら、僕も報われている…
僕は幸せ…なんてね(;_;)(;_;)
やはり、ゆづは現実の事実としては、4Aに対する努力が報われなかったと思う部分もあるんだろうなと思っていて
すごく現実主義…リアリストだからね
しかも結果を究極まで追い求めて、突き詰めてきたアスリートでもある
その現実としての結果(インタビューで言っていた「アマチュアという競技というレベルでは僕は達成することはできなかったし、ある意味ではISU公認の初めての4回転半の成功者にはもうなれませんでした」ということ)は達成できなかったという思いが根底にはあるんだろうなと思いました
でも、想像を超えた たくさんの人たちが、ゆづの演技に感動し、心を動かされたこと…その事実もまたゆづにとっては大きな出来事として刻まれ続けているんだろうなと
ある意味救われ続けているんだろうなと
『プロローグ』の公演自体からは、ゆづの道のりを感じると共に、自分の道のりを感じるもので…同時に、私はゆづの傷…痛みも感じるものでした
それはまだ癒えることのない部分もあって…現在進行形で痛むところがあるんだろうなと、あらためて感じました
僕なんか…なんてね、ゆづはここ数年でよく口にするようになったけれど、私はもうゆづが自然と心の赴くままに言えばいいと思ってるんだよ
自然と…僕なんかと言わなくなる日が来るといいなと思ってる(*^^*)
そして、映像はサザンカの花がパァーっと咲き…
『夢を追う君へ』で北京五輪の公式練習のゆづ
思い出してたのかな…北京五輪でも
出発10日前に『こいつだったんだ』と9歳の自分が4Aの跳び方を知っていることに気づき、北京に向かったんだよね
現地でもまだ4Aは完成しなくて、その心は…9歳の自分を思い出していたんだろうかというサザンカの映像
そしてあの瞬間…
ケガを負った転倒…
『主人公は笑われる方だ』
『人を笑う方じゃない』
『君ならきっと…』
(;_;)(;_;)(;_;)(;_;)(;_;)(;_;)(;_;)(;_;)(;_;)(;_;)(;_;)(;_;)(;_;)(;_;)(;_;)(;_;)
もうめっちゃ泣く(;_;)(;_;)(;_;)(;_;)(;_;)(;_;)(;_;)(;_;)(;_;)(;_;)(;_;)
すべての瞬間覚えてる(;_;)(;_;)(;_;)(;_;)(;_;)
ゆづの姿も、言葉も、行動も、演技も何もかも覚えてる(;_;)(;_;)(;_;)(;_;)
壁の上から手を伸ばしていた9歳の自分…そこへ手を伸ばし、その手を取って、一緒に4Aを跳んだ27歳のゆづ
(;_;)(;_;)(;_;)(;_;)(;_;)(;_;)(;_;)(;_;)(;_;)(;_;)(;_;)
フィニッシュが…象徴しているようで…(;_;)(;_;)(;_;)(;_;)(;_;)(;_;)(;_;)
サザンカは、映像と歌詞にゆづの心情が込められているよう
すごくすごく考えて、細かいところまでこだわって、ゆづの思いが込められて作られたものだと思っています
あとね、個人的にちょっと気になっている部分…
サザンカの歌詞の『(主人公は)笑われる方だ』ってところ
これって、今年のFaOIで滑ったRealFaceにも同じような歌詞があって、印象に残っているんだよね
「揺れ動いているように見えるかもしれないけれど、4Aへの芯はぶれないという思いを詰め込んだ」と話していたRealFace
『笑いたきゃ笑えばいい』という歌詞があってね、今回のサザンカの『笑われる方だ』と重なったの
誰が笑うの?(;_;)(;_;)(;_;)(;_;)(;_;)(;_;)(;_;)
誰が笑うのって思う(;_;)(;_;)(;_;)(;_;)(;_;)(;_;)(;_;)
そんなこと…誰がするのって思う(;_;)(;_;)(;_;)(;_;)(;_;)(;_;)
ゆづ…誰かに笑われた?何か見たのかな?自分でそう感じているだけ?
誰も笑わないって伝えたい(;_;)(;_;)(;_;)(;_;)(;_;)
傷つかないでって思うし、痛いなら痛いって言ってって思う
さすってあげたい(;_;)
(こわいってww)
自分でそんな風に思っちゃダメだよって思う(;_;)(;_;)(;_;)(;_;)
ゆづはゆづのままで、最高にかっこいいんだよって思ってる(;_;)(;_;)(;_;)(;_;)
なんてね、思いが込み上げる歌詞なのでした
あとね、
(書きたいことが山ほどすぎて追加がえげつないw)
『いつか終わる夢』と、そのプログラムに込めたゆづの思い…そして、プロローグ初日のゆづのインタビュー等を見ていると、4Aはこれからどうなるんだろう?どうするんだろう?もうやめるのかなって、手放すのかなって思ったんだよね
(いつか終わる夢については別記事で書くね)
それはそれで、ゆづが決めたことなら私は全然いいと思ってるんだけど…
確かに初日のインタビューでもこれからの4Aについての言及はなかったし、ガイドブックのロングインタビューでも一切触れられてなかった
でも…決意表明であそこまで述べていたし…最近も地方局行脚でハッキリと「これからも4Aに取り組んでいく」と何度も何度も話していた
だから、やるのかな?なんて思いつつも、実際のところの心情はどうなんだろうと思いを馳せていて…
「プロだからこその具体的な目標がない」
「自分史上初めて」
「今、宙ぶらりんな状態」と話した時も、あれ?4Aは?と思ったんだよね
なので、私も気持ちが行ったり来たりというか…
どう受け止めればいいのかなぁなんて思っていて…
でも、ガイドブックで唯一触れられているところがあって
(たった一言だけど、一切何も知りたくない方は目をつぶってねw)
高難度ジャンプの初成功記録が、練習と公式戦で明記されている
『in the neat future』…
…どういう意味!?(; ・`д・´)←
英語わからないけどww、直訳すると“ちゃんとした未来”ってこと…?
確実に…きちんと未来に決めることを目標としているっていう意味なのかなぁ?なんて想像して…
おそらくこのガイドブックは、ゆづもしっかり目を通して監修しているんじゃないかと思うので、ゆづの意志の表れでもあるのかなと、そう捉えていいのかな、なんて思いました
『サザンカ』は、平昌五輪以降の4Aへの道のりを重ね合わせた映像だったけれど、なんとなくこれからのゆづへのエールも込められているように感じてね
『物語は続くんだ』
『夢を追う君へ』
『思い出して つまずいたなら』
『君ならきっと』
これまでの道のりが、きっとこの先の自分の力になるはずと…エールを送っているよう
そんなことも感じるサザンカでした
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