「実際に自分が(プロスケーターに)なってみると、本当に忙しいですね。自分でいろいろと考えて、いろいろなことを進めていって。これから演技をしていくにあたっても、どういうふうに皆さんに見ていただきたいか、何が皆さんにとって羽生結弦なのかということを、またあらためて自分に問いかけました」
 
決意表明の場として開いた7月の会見で、羽生のこだわりが感じられたのは、「プロのアスリートになる」という言葉だった。その真意をあらためて問うと、こう答えた。
「皆さんが応援してくださる声のなかに、やっぱり難しいことにチャレンジしていること、本当に失敗を恐れずずっとチャレンジし続ける勇気とか、また絶望から立ち上がるところ......そういうところに対しての応援というのが大きかったなと思いました。もちろん自分のスケートに対しての応援というものもあったとは思いますけど、何かそこもひっくるめて全部大切にしていきたいと思ったんです。だからこそ、プロのアスリート。引退ではなく、もっとうまくなりたい、もっと強くなり続けたいという思いからです」
 
「やっぱり難しいなと思えるからこそ楽しいんですよね。もちろんプロになったら失敗できないというのはあるし、結果という形がないからこそ怖いところでもあると思うんです。でもその結果というのは、これから応援していただく方々が、『また見たい』と思ってくださるかどうかが、すべてだと思っているので、それをちゃんと出していかなきゃいけない。難しさはあるけど、それを追求するのがやっぱり羽生結弦なのかなと感じています」
 
そのためには過去や常識にとらわれない、新たな想像力もさらに必要になってくる。
「いろいろなことを勉強し続けなければいけない。バレエだったり、ダンスだったり、いろんなことを勉強していって、さらにフィギュアスケートとしての幅を、羽生結弦としての幅を広げていきたいと思います」

羽生が公開練習を「SharePractice」と名づけたのは理由があった。
「イベントでありつつも、戦い抜く姿を見てほしいというのがテーマとして大きかったので、練習という単語を外したくなかった。それに皆さんと共有してそこで一緒に戦っていけると考えた時、シェアというのが自分らしいかなと思った」
 
 
 
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