演技後、修造さんインタ
 
 
 
 
 
 ――フリーを終えて。
 「まあ悔しい気持ちはもちろんありますけど、でも、まあ世界選手権を終えて、まあ2週間、正直、普通の生活ではなかったですし。まあ気持ちだとか、まあ食事も普通のようには摂れなかったですけど、まあそんな中でも『よくやった』って言ってあげたいような内容だったと思います」
 
 
 
 ――この大会はどんな大会だったか。
 「みんなが光だったなって思います。あの、僕が今回、ショートの時もフリーの時も、点数見て『ああ、苦しかっただろうけど、頑張ったんだろうな』ってことをチームメートの演技をまたあらためて感じて。それがある意味、導きの光のように、すごくすごく強い力をくれて。僕が先輩として、なんとかがんばんなきゃなって、ある意味、普通とは違う力をいただけた試合だったとも思います」
 
 
 

 ――上杉謙信をどう表現したのか。
 「えっと、まず、自分がフリープログラムとして演じる時に、どのように自分がプログラムを演じたいか、どんなテーマで演じたいかということをすごく考えました。結果として、いろんな曲を聞いた結果として、僕はある意味、僕自身でいられる、そんなテーマがいいのかなと思いました。そこで見つかったのがこの曲で、僕自身、上杉謙信公にすごく、共通している部分があったり。また、闘いに挑む姿勢、またはそこに伴う犠牲や、または他者を思いやる慈愛だったり、いろんなところが僕もそのような人でありたい、選手でありたいというふうに思ってこのプログラムにしました。えっと、振付の中では刀を振ったり、または出陣の合図をしたり、そういった振付もありますけれども、まあ、みなさんがどういうふうに受け取ってくださるかは、みなさんそれぞれでいいと思ってます。このプログラムはほんとに考える自由度が高いプログラムだと思っていますし、僕もぜひ、みなさんのその1つ1つの振付やジャンプの表情だったり、そういったものから受けた物語、背景みたいなものを少しでも触れられたら嬉しいなと思いながら滑っています」
 
 ――(海外メディアから)今週、喘息で問題はあったか。北京に行って喘息の問題が出ることは。
 「(英語で)ふふ。北京五輪のことは考えていません。今年、東京五輪が開催されるといいなと思っています。(日本語で)あ~。ちょっと待ってください。ふふふふふ。OK。えっと。(英語で)僕はぜんそくの問題は抱えていませんし、この大会に向けて体調は問題なかったです。演技に関しては、どちらのプログラムにも、とても自信を持っています。ショートプログラムで少しミスはありました。今日のフリーでも4回転サルコーで大きなミスはありましたけど、これまでやってきた準備に失望はしていません。またこれから、もっともっと練習が必要だなと思っています」

 ――4回転サルコーは。
 「かなり慎重にいってて。え~、まあ形も悪くなかったと思うんですけど。まあ、不運というか。自分が跳んだ穴に思いっきり入ってしまったので。自分自身、これはちょっと自分の性格上しょうがないのかなと思うんですけど、かなり同じところで跳べるんですね、普通よりも。だから同じような穴にはまって突っかかってしまうことが結構あるので。今回それが。ほんとにわずかエッジの幅なんで。わずか、なんぼだろ、何センチくらいですかね。まあエッジの幅くらいの溝なんですけど、そこにしっかりとはまりました。(6分間練習の穴か)たぶんそうだと思います」

 ――最後の3Aに向かう気持ちは。
 「えっと、まず。ここ2試合の間でトリプルアクセルがあまりにもうまく決まらなくて、すごくショックを受けていたというか。悔しかったというか。なんか、トリプルアクセルというジャンプに対してすごく申し訳ないなという気持ちでいました。だから今日はなんか、最後の最後は、もちろん世界選手権の記憶とかもかぶりましたけど、でも、絶対にきれいに決めてやるんだって。4回転半に続く道をここで示すんだっていう気持ちでトリプルアクセルに挑みました。疲れた中であれだけ、うんと、あれだけスピードも落ちてきている中で、まあわざと落としていますけど、あそこは。表現として。ただ、その中でも自分でも力を感じることなく非常にスムーズに軸に入って、高さのあるいいジャンプだったと思います。今できる自分のベストのトリプルアクセルだったと思います」
 
 ――今季最後の滑り。今季最後という思い、来季への思いは。
 「もちろん今シーズン始めに滑ったようなフリーがしたかった気持ちは強くあります。ただ、全日本の時と違って世界選手権もなかなか試合の練習をしないで行きましたし。今回も世界選手権終わってから、ずっと体調が良かったわけではなかったので。まあストレスもあったり、かなり疲れもあったり、お腹も壊していたり。いろんなことがあった中で、こうやって、あの~、まあちょっと不運なミスがあったなとは思うんですけど。でも、最後の最後まで、このプログラムに寄り添って、世界選手権とは違って、ほんとにこのプログラムの曲を感じながら、そして、みなさんの鼓動だとか呼吸だとか、祈りとか、そういうものを感じながら滑ることができたので、ある意味、満足しています。で、なんだっけ。来シーズンに向けて、だっけ。来季に向けては、えーと、来季に向けてという意味では今シーズン、やっぱりアクセル、4回転半が入れられなかったことはすごく残念に思います。ただ、4回転半を練習してきたからこそ、見えてきた曲とのつながりとか、またはトリプルアクセルとの違いとか、他のジャンプへの体の使い方の考え方とか、いろんなことが見つかっています。そういった今の知識、経験、いろんなものを結集させて、来季4回転半目指して、そして4回転半が揃った完成された演技を目指して、頑張っていきたいと思います」
 
 
 
 
 
 
 ――今大会の収穫と課題は。
 「えっと、自分の穴にはまらないようにするためには、他のところで跳べっていう話なんですけど。でも、今までそれも何回かやってきて、結果ダメだったので。僕はやっぱり自分が信じる道、自分がそれほどまでに精密にできるということが、たぶん自分の強みだと思うので。9割跳べるとかじゃなくて、100%跳べるというふうにコントロールできるのが自分の強みだと思いますし。それがGOE、ここまで届くきれいなジャンプに、昨日のサルコーのようなジャンプにつながると僕は思っているので。しっかりと、え~、自分の強みを磨いていきたいなというふうに思います。今回の収穫としては、課題はいっぱいありますけど、アクセル久しぶりにきれいに降りられた~ってとこですかね。正直、ループも完璧ではなかったですし、トーループもコンビネーションちょっと外れてしまったりとか、いろいろありましたけど、何よりもこのプログラムに寄り添って、最後のアクセル、久しぶりに自分のトリプルアクセルだと思えるような、スパンとしたアクセルが跳べたんで。ショートのことはショートのことでサルコーも良かったし。なんか久しぶりに自分のジャンプが跳べたなっていう気持ちで今います。ありがとうございました」
 
 
 
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