今日の記事は、書いてみて読み返してみて、皆さんにどう受けとられるかすごく不安な部分もあります
 
けれども、あの時のことを私はこうにしか見えなかったし感じなかったので、他に書きようがありません
 
 
ここに来てくださる方は、こういう私の感覚や感性を受け入れてくださっていると思っているので(おこがましいですが)、怖い気持ちもありますがそのまんま書きました
 
 
読んでくださる方だけどうぞ
 
 
 
私は映像は一切見ていませんし、メモなども一度も取ったことがないので、すべて自分の記憶と感覚によるものです
 
 
 
 
11月21日
 
公式練習の日
 
 
 
私はこの日 北海道入りだったので、朝4時半に起きて、我が県にはないw直行便がある他県に急ぎました
 
 
 
新千歳空港から直接真駒内駅へ
 
そこからシャトルバスでアイスアリーナへ
 
 
 
会場に着いた時にはペアの公式練習の時間帯でした
 
 
 
目に飛び込んできたスイハン
 
『うわ!スイハンだ!』って一気に血が巡る感じがして、そこから目と意識を完全に奪われました
 
 
やっぱり、探さなくても目に飛び込んでくるのが“存在感”なんだなって、何度も何度も思ってきたけれど、今回も実感しました
 
 
 
どうしても見たかったスイハン
 
 
過去に見てきた彼女たちの生の演技と姿があまりにも強烈すぎて(どうだったかは過去記事読んでね♪)、その練習の様子を見てみたかったんです
 
 
 
スイちゃんは…芸術品でした…
 
一挙手一投足、まるでアートが氷上を流れているようでした
 
 
練習なのに、見せ場しかない…
 
 
個人的にはちょっと…まったくもって私感ですけど、女版ゆづみたいな場の空気の支配力を感じるんです(2017年NHK杯、今年のワールドでの演技、姿はその通りでした)
 
その場を自分の舞台にする仕方と見せ方を知っている、知り尽くしているっていう感じがして
 
それが努力と練習によるものと、持って生まれた天性の地力みたいなもの、両方を感じるんです
 
何なんだろうなぁ…あの引き付ける力は…
 
 
そのスイちゃんの強烈な氷上の光の元にあるのは、ハンくんなんですよね
 
絶対的にハンくんなんです
 
これはさいたまワールドの時もめちゃくちゃに感じたことでした(記事にも書いたね)
 
ハンくんあってのスイちゃん
 
強固で揺るぎない支柱であるハンくんあっての光を放てるスイちゃん
 
二人で一つ
 
 
 
二人の練習風景を見ていて(というより、見蕩れていたかもw)思ったんですけど、ハンくんは決して主張しないんです
 
氷上で『俺が俺が』とは一切ならなくて、そうとは違くて、スイちゃんを支えて、そっと引きながらリードして…あくまで影に徹する
 
その姿を見ていて、『ああ…引くことで出る存在感ってあるんだな…』『こういう存在感の出方もあるんだ…』『こんな存在感があるんだな…』と思って…
 
 
また新しい一面を見た気がしました
 
 
 
この二人、やっぱり私は大好きです
 
 
 
 
 
 
ペアの練習が終わり、女子が終わり
 
いよいよ男子公式練習( ´;゚;∀;゚;)←
 
 
 
もう、緊張して( ´;゚;∀;゚;)
 
いや、心は案外落ち着いていたのですが、“いよいよ感”に心身ともに呑まれる感覚というか( ´;゚;∀;゚;)
 
 
この日はめっちゃ外は寒くて冷えていましたけど、だからかリンク内もめっっっちゃくちゃに冷えて冷えて
 
もう手とか足とかキンキンに冷えきって、尚且つドキドキで血が通ってなかったっすね
 
 
 
 
時間が近づいてきて…
 
私の目は選手用通路口に釘付け
 
 
誰を見てもゆづに見える←
 
ジスランが先にリンクの様子を見に来たんですけど、それすらもゆづに見えた←
 
黒髪がチラつくと『ゆづが来たんじゃないか!?』って力む
 
 
 
高志郎くんが出てきて、草太くんが出てきて(ええ、両者とも白ジャス着てるので当然ゆづに見えました( •̅_•̅ ))
 
そうこうしてたら、ゆづが出てきました(T-T)(T-T)(T-T)←早い
 
 
 
見慣れた頭…
 
私が座っている席からは人影が重なって黒髪だけがピョンピョンと跳ねて見える
 
 
『ああ…ゆづ跳ねているんだな…気合い入っているんだろうな…』
 
 
 
 
あっという間にリンクイン
 
 
 
 
ゆづが氷の上に入った
 
選手たちが一斉に散らばった
 
 
 
 
私が座っていた席は西のショートサイドだったので、ちょうどリンクインしたりコーチたちのところへゆづが寄って飲み物を飲んだり話したりした後に、ジャッジ席側のロングサイドに沿ってこっちへ向かってくる位置でした
 
 
 
ゆづが近づいてきて前を通った
 
 
『うわ!髪が長い!?靡いてる!髪が風に揺れている!』
 
 
 
…ええ。当たり前ですけど、こう思いました( •̅_•̅ )
 
 
なぜかこれがすごく現実感があったというか…いつも映像で見ている風を切って滑走する姿や髪がファッサーなっている写真とは違って見えて…
 
たぶん“生感”を感じたんだと思います
 
髪がものすごく揺れ動いていて、ほんとに“動いているゆづ”を実感したんだと解釈しています
 
 
 
 
リンクインして一周目
 
 
ゆづが、私が座っている位置から対角線上(最も遠い場所)にさしかかった時
 
なんかね、リンクが“ウワッ”って沸き立ったんです
 
 
蠢いたっていうか…
 
氷が大きく沸き立ったように見えて…
 
 
 
 
私最初びっくりして
 
『え!?今氷動いた!?』って
 
 
 
でもそんなことあるわけないし、実質的にありえないことだし
 
でも、ゆづを中心に半径5メートルくらいかなぁ…?その範囲の氷が明らかに反応しているのがわかりました
 
こう…下からエネルギーが立ち上がっているっていうのかな…
 
私は一体何を見ているんだろう?って目を疑う感じにもなったんですけど、確かに氷がゆづに向けて反応しているんですよね
 
 
喜んでいるっていうのに近いのかな…よくわからないけれど…
 
とにかく、あんなに氷が反応してるのを初めて見ました(当たり前だろうよ)
 
 
まるで生き物みたいなの
 
その瞬間に目を覚ましたっていうか
 
 
『ああ…氷って生きているんだな』って、その時初めてわかったというか…目に見えて実感したことでした
 
 
リンクが…氷が…あんなにエネルギーのあるものなんだと思い知りましたし、初めてわかりました
 
ゆづと氷が相思相愛っていうか…あんなふうになる選手をこれまで見たことがありませんし、私にとってはあの光景は強烈に衝撃でした(今もちょっと震える)
 
 
 
 
そんな感じで、遠目にゆづを見つめて…
 
その背中を眺めて…
 
 
しばらく見ていたら…
 
 
したらばね、ゆづの中に震災の映像が見えたんですよね
 
 
ちょっとまた自分的には驚きましたけど(ってゆーか不思議なことばっかり起こるし?見えるし?(T-T)、でもそれが私にとっては至極当たり前なことなのでどうしようもない(T-T))
 
 
そのゆづの背中を『わぁ…』と思って…見て
 
 
もう言葉が出てこなくなるような感覚になると同時に、すべてを悟ったような感じにもなって…
 
 
『ああ…ゆづの中の核はこれなんだな…』って
『あの経験がやっぱり彼の根底を作り上げてきたんだな』って
 
 
その背中を見ていると涙が出てきてね(必死に我慢しましたけど)
 
 
なんか…そんなことを思いました
 
 
 
 
じーっと、氷上を滑走するゆづを見つめる
 
私の目はゆづだけを追っていました
 
 
 
他の選手も…と思うけれど、もったいなくって(他の選手ごめんなさい(>_<))
 
 
ゆづだけを見つめていました
 
 
 
 
 
なんだか…ゆづの姿は…

ゆづの中には、神様からのメッセージがたっっっっくさん込められているような気がして…
 
 
そんな存在にふと見えて…
 
 
たっくさんあの中にはあるんだなって思ったんですよね
 
 
『ちゃんと正しくそのメッセージを読みとって、受けとめて、自分なりに解釈して、自分の人生に生かしていかなきゃ』って、そんなことを思いました
 
 
 
 
 
ゆづを見ていると、『わぁ…きれいな色…』って思って…
 
氷上をまわるゆづは、本当にきれいな色をしていました(意味不明だよね^^;でも書くよ^^;)
 
 
 
なんて言うのかな…説明が難しいですけど…
 
ゆづのまわりに色がついた靄みたいなのがあって、彼を覆っているって言えばいいのかなぁ…
 
もわんとした被覆みたいな…
 
 
 
それがね、変わるの
 
色と質が変わってくんです
 
 
 
わかりやすかったのはジャンプに入る時
 
それまでは淡い色調だったのが、ジャンプに入っていく瞬間に色も締まっていくんです
 
濃くなるって言えばいいかな…
 
ふわっとしてたのが濃くなって、形もキュッと締まるの
 
 
 
曲かけではなくて単独のジャンプの時は黒色
 
薄い黒から段々と跳ぶ瞬間までに写真の連写みたく濃い黒に変容していく
 
 
目の前で何度か見ましたけど、今も頭に焼き付いています
 
 
 
曲かけになるとね、色を帯びるの
 
ゆづはとっても澄んだ色をしていました
(このNHK杯は、かな?)
 
 
 
 
この日の曲かけはOrigin
 
 
私はどうしてもOriginが見てみたくって…リンクに響き渡るあの曲を一度でいいから生で聞いてみたいとも思っていました
 
 
 
スタンバイして最初の屈んだポーズをとった時に、ゆづの足が揺れているのが見えました
 
結構大きく前後?してたから、氷がよく滑るのかな?って思いました
 
 
 
曲がかかって、Originが鳴り響いて…“ああ…音響はいいのかな”って思いました
 
私感ですけど、たまアリよりいいように聴こえました
 
 
 
 
Originを滑るゆづは、色のついた大きな帯を身から靡かせて、それを引きながら色をリンクに撒いていくみたいに見えました
 
 
手を伸ばすとね、腕全体から色の帯がたなびいているの
 
すごくきれいで色も澄んでいて見蕩れてしまう
 
 
それが氷上全体を使ってプログラムを滑るから、最後にはリンク全体、会場全体、空間全体がその色に染まるんです


美しく不思議な光景でした
 
 
 
 
 
何の時だったか…Otoñalだったかな…(曲かけじゃなくてゆづが自発的にやった)
 
緑色の帯を引きながらジャンプに入ったんですけど、それもまた段々と濃い色に変わって、ゆづを覆っている丸い靄のようなものも、ちっちゃく締まっていきました
 
ほんとにキュッと締まるの
 
 
あれは何なんだろうなぁ…
 
 
 
 
 
そして印象的だったのが、ジャンプを失敗してもゆづは空気を結んでいくんです
 
これも説明が難しいんですけど(T-T)
 
イメージ的には、お餅を作る時の千切る瞬間に似ているというか…(伝われー伝われー伝われー)
 
こう…親指と人さし指でキュって大きなお餅の塊から千切って小さいのを作っていきますよね?(伝われー伝われー伝われー)
 
それに似ているというか…
 
 
ジャンプを失敗しても、その空気感をゆづはしっかりそこで結んで切り離して置いていくんです
 
そして滑らかに次に入っていく
 
 
 
なんだかその光景を見ていて、もう完全に達観した人…みたいなように感じて…
 
すごくその切り離し方や空気を切って置いていく感じがうまいなぁと思いました
 
後に引かないっていうのかな
 
 
これは練習ならではの光景というか、彼が繰り返し繰り返しやっていること、やってきたことを垣間見たように感じました
 
 
 
 
 
 
それにしても、ゆづの色はきれいだった…
 
この感想が強烈に残っています
 
 
 
いろんな色の持ち主なんだなって思いました
 
緑色だったり黒色だったり、少しおどけて可愛くニコニコしてる時は淡いパステル調の黄色になるの

フワッと…水中に絵の具を垂らしたかのように広がるの
 
 
これはUAだからこそわかる色合いだったかも
 
 
この日、ゆづ以外もみんな真っ黒の練習着だったんです
 
 
 
引きで見ると、真っ白なリンクの上に黒しかない状態でした
 
だからこそ色がよくわかったのかなって思っています
 
 
 
 
 
あと、少しだけ余裕ができた時に草太くんを見てみました
 
びっくりしたんですけど、めちゃくちゃスケーティングがきれい.';・(゚Д゚* )
 
私詳しいことわからないし技術的なこともわからないけれど、彼のスケーティングは目を引く美しさだなって思いました
 
 
それと独特の空気感…あれは経験からくるオーラみたいなのかな…
 
 
草太くんが曲かけをしていて、最後のスピンにさしかかった時ブワッと涙が出そうになって…目にいっぱい涙が溜まってポロポロポロって落ちそうになり、必死にガマンしました
 
それまでのゆづの姿もあって、いろんなものが重なって込み上げてきてグスッとすすりました
 
 
 
 
氷上に散らばる選手たち
 
引きで見ていると、草太くんと高志郎くんが可愛らしく愛らしいカラフルなこんぺいとうみたいに見えて、ゆづはその中を駆け抜ける強烈な光を内に秘めた存在としての巨星のように見えました
 
 
 
 
 
 
練習終盤にさしかかった時かな
 
私が座っている位置からまた一番遠い対角線上にゆづが滑って行った時、その後ろ姿…背中を見ていると…
 
ゆづの中にびっしり詰まっているものが見えました
 
 
見た瞬間に『結晶だ…』って思いました
 
 
 
めっちゃくちゃ輝いているの…キラッキラに…
 
 
ずっとブログを読んでくださっている方はピンときてくださるかもしれませんが、私はゆづの中に結晶柱があると前から書いてきていて…2017年FaOIで見た彼の中に一本通っている芯のようなものが平昌後のCwWでは結晶化した芯…柱みたいになっていたと書きました
 
CwWの時に見たものは、白っぽい透明な…鉱石みたいな質感でした
 
もう尋常じゃなく輝いていて、キラッキラキラッキラしているの

まばゆいくらいに
 
 
それが今回まったく同じ質で、彼の中にびっしり隙間なく詰まっているのが見えました
 
思い出しても鳥肌が立つ
 
柱だった結晶が姿を変えたのか、はたまたそれが見えなくなるくらい量が増えているのか…よくわかりませんけれども、彼の身の中にびっしり詰まっているように見えて、『ああ、この人まだ結晶化をどんどんするな』と直感的に思いました
 
 
なんとなくね、その結晶は彼の身から出てきそうな感じがするんです
 
それを私たちは目撃するんじゃないかって…思って…
 
そんな予感がして、ちょっと泣きそうになりました(泣きかけた自分にびっくりして気を逸らしました)
 
 
あまりにもきれいなもので、この世のものとは思えないほどに彼の中で輝いていて、絶句する感じでした…
 
 
あれが出てくる時…一体何が起きるんだろう…って
 
 
その準備が整いつつあるっていうか…そういう感じがして強烈に脳裏に焼き付いている光景です
 
 
確かなのは、あの輝きは…すごくいいものだろうなって思います
 
 
 
 
 
 
 
公式練習を見ていて、4Sはまったく心配なしでしたし(これはもう私的にはホッとした(T-T))、通しでいい時間だったんじゃないかと思いました
 
西のショートサイドに座っていたから、Otoñalの最後のステップも正面から見ることができました
 
 
 
 
締めのクールダウンはゆづが身から引いている帯も細くなって、線状でした
 
これもまた不思議だなぁと思いながら見ていました

その繊細な線さえも芸術的に引いているんだよ



彼はやはり究極の美を織り成す芸術家だと思います
 
 
 
 
 
 
公式練習をすべて見終わって感じたことは、なんだかすごく浄化された感覚だったということ
 
あんなふうにわかりやすく感じるのは初めてかもしれません
 
自分自身が、中から、内から、清められた感じがものすごく実感としてありました
 
これはスケートならではのヒーリングに似た効果と、選手たちの醸し出すオーラのような空気感(それも清ければ清い人ほどあるのかもしれません←個人の感想です)、それによって齎されるものだろうとすごく身をもって実感しました
 
 
 
 
ゆづが捌けて行った後、私はしばらく動けませんでした
 
言葉も発せられませんでした
 
 
45分もゆづを見ていたんだと後から聞かされて、『え!?そんなに見てたの!?Σ(゚Д゚;≡;゚д゚)体感的には20分くらいに感じた!∑(°口°๑)』ってなって…←公式練習が何分間あるか知らなかった←こいつヤバイ
 
 
 
 
 
すごく貴重な時間を経験させていただいたと思っています
 
自分的にも、ありえないものを見て感じたんじゃないかと思い出しては反芻するばかりです
 
 
まるで違う次元にいたような感覚さえあります
 

間違いなく私にとって一生モノの経験でした

 
 
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