ワールド初観戦日記 続きです
(長いのにお付き合いありがとうございます。まだもうちょっと続きます。コメントやメッセ、読ませてもらっていますよ✲*゚)
第5グループ 最終
氷上を見つめていると、ふっと意識が引っ張られる感じがして視線をやる
選手用通路口前
あ…
ゆづ…
その瞬間、ゆづの姿が目から入って自分の頭の後ろに抜けたように感じました
いる…
いる…
耳に入る音が一切遮断され、無音の世界にいるみたいになる
時が止まったような…なんにも音がしない、入ってこない
ただ、ゆづの姿だけが私に突き抜ける
心が、ほろほろと溶解する感覚
何年間も張り詰めていたようなものが、ほどけてゆく感覚
やっと…
やっと…
やっと…
ゆづの姿がそこにある…
当時現地では、もういっぱいいっぱいで、涙など流れませんでしたけど、この瞬間は何度思い出しても、今の自分を当時に重ねていけばいくほど、涙が出てきます
そしてやっぱり、無音の中のゆづの姿が私に刻まれています
静かに、動かずに、スーッとリンクを見つめるゆづ
(実際は微動していたのかもしれないけれどね。私の席からは遠くて見えないから)
くぅーーーーーっと、意識が針の穴を通るような感覚になる
ゆづを見つめる
したらばね、見えたんだよね
彼の中心に通っているもの
(これは当時の記事にも書きました。自分用に補足すると(こういうの読みたくない方はスルーしてね)、頭の中に見えるというか、スパーンって入ってくるの。それがウワッ…て迫ってくるみたいに浮かび上がって頭の中に感じ見える。私がゆづのあの柱のようなものが見える時っていつも同じで。見えるなんて思ってないから、いつも驚きから入る。え?って。あれは…何…?って。私もよくわからないし、何なのかわからない。でも、すごくいいものだろうって感じています。だって見とれてしまう。あんなのがある人って見たことがなくて、ゆづの質なのかなぁ?当時も書いたけど、その時その時で全然違うしね。)
(今回見えたのは、どちらかというと、初めて見た平昌前のFaOI神戸の時のものと質が似ている。2回目のCwWの時は、当時の記事にも書いたから詳しくは書かないけれど、輝きと質と凝縮度合いがこの世のものとは思えないほど眩くて。尋常じゃないほど煌めいて結晶柱みたくなっていた。それに比べると今回のワールドとFaOIは、現実的というか…ものすごく実質的。なんなんだろう?精神性や心の状態も出るのかな?ほんとにわからないんだけれど。ゆづに聞いてみたい( ;∀;))ってか、こんなこと書くこと自体、コイツわからねー!コイツヤバいー!って思われると思うwwすみません汗
その柱のビジョンと共に直感的に思ったのが、『強っ…!!』でした
信じられないくらい存在としての強さが感じられて…もう圧倒される感じ
ゆづとはすごくすごく離れているのに、距離なんて関係なくストレートに伝わってくる
物理的距離を一気に超えてくる
そういうのすべて感じながら、ゆづの姿を見ていると、『ああ…ゆづは大丈夫』って、大いなる確信の中にいるような感覚になったんだよね
それは、勝負の世界や試合、スケートという括りをおそらく超えた、もっともっと大きなものとしての安心感… 包容感
なんかね、ある意味、ゆづのこの姿とあの中心柱のようなものを確認して、私の心はひとつの結論を迎えたように思います
あの時感じた大いなる安心感と抱かれ感は、今現在も持続しています
目の前ではいよいよ6練が始まろうとしている
選手用通路口の前から選手たちがリンク際まで移動してくる
私の目はゆづに釘付け
ブライアンもいるか?
ジスランもいるか?
(遠いなぁ~)
そんなことを思いながら
リンクイン
歓声が会場全体から鳴り響く
ゆづが先頭でこちらに向かってスーッと滑ってくる
きた…
きた…
滑ってる…
その様が、ああ…テレビで見た通りなんだなぁと、なんだか妙に引きでそんなことを考えたり
第1滑走だからこっち側
目の前っていうのではないけれど(上の方だからね、私の席)、でも位置的には近くになっている
それだけでもう貴重な貴重な時間なんだと心を握りしめる
選手紹介
『羽生結弦さん』
ウォ~~!!フォ~~!!っていう、この日一番の大歓声
ケタが違う
厚みが違う
びっくりした
場内が「待ってました」と言わんばかりの轟をみせる
まるで山から一斉に巨大な山びこが降り注ぐようにゆづへと降りてゆく
両手を広げて観客席に挨拶するゆづ
その目は黒目が上にあがっていて、三白眼…いつも画面越しや写真で見るそれと同じものでした
この大歓声を…あの体が一身に受けとめているんだなと…受けとめてきたんだなと…それはもう…私の想像も及ばないほどの境地の世界だろうなと…なんだか一瞬心がギュッとして、思いが逡巡しました
6練開始
一斉に散らばる選手たち
俯瞰で全体的に見ようとするけれど、すぐさまゆづだけに視線を持っていかれる
こういう6練は始めてだ
私の目は、ゆづだけを見ていて、ゆづだけを追っていて、心は、ゆづだけを思っていた
軽く、氷上を低空飛行しているみたいに滑るゆづ
滑らかで、風のように流れてく
隣の席の二人組さんが(前出の記事に書いたどうやらゆづファン初心者さんね)、「ああ~こわい~…大丈夫かなぁ?これぶつからないのぉ?え~、危ない危ない」って言っている
うんうん、大丈夫だよって心の中で思いました
個人的な感じ方ですけども、私がこれまで見てきた過去の6練の方がヒヤッとする場面が何度もありました
このワールドでは、そういう意味では余裕を持って見ていたかなぁ
ゆづが目の前に来た
目の前を横切ろうとしている
うわ…
すっご…
感覚…
そう、なぜかわからないけれど、初めて一番近くに来たゆづの姿を見てこう思いました
『感覚…』っていう言葉が脳裏にパッと出てきて
なんかね、(これもスルーしてくださってかまいません) ゆづのまわりにふわーっと取り囲むように球体みたいなのがあって…結構おっきいの
そこにね、最初目が付いているのかなって何度か確認するくらい、それが“感覚の球体”に感じられて…(うわー、これ書くの難しいし、めっちゃ怪しいヤツじゃーん、私( ;∀;)自分で書いててこわい…今日の記事大丈夫かな?( ;∀;)でもしょうがない、そう見えて感じるのだから( ;∀;))
とにかく、
うわ…この人、感覚の人だ…ってめっちゃ思ったんです
なんか、感覚が歩いているみたいな…感覚そのものの塊みたいな
これも私感ですけど、ゆづって後ろからの視線とか視野外からの念とか、聞こえるはずのない距離からの声(心の声も含め)とか、たぶんわかるんじゃないかなぁ?
そういうの感じてパッと振り返ること多いんじゃないかなって、あのゆづの姿見ていて思いました
ああいう類は見たことがないし、あんな風に感じるものを漂わせている人は初めて見ました
(あの球体についてもほんとは詳細書きたいけど、もうやめとく^^;)
でもすっごいなって…直感的に度肝抜かれるくらいのものでした
それごと移動しているんだもん
ゆづが遠くでジャスを脱ぐ
あ、Otoñalの衣装があらわになる…って思って心が前のめりになる
え?
あれ、衣装…
想像よりも、思っていたよりも、ネットや写真で見るよりも、ずっとずっと薄い印象
ブルーグレー…って言えばいいかな…
個人的にはもっと青くてハッキリした色味だと思っていたから意外でした
そして、“すっごくキラキラしている”っていうのを聞いていたので、どうなのかなーと思っていたんですけど、私の席からはわかりませんでした( ;∀;)
ただただ、薄くて淡い印象でした
実際と画面(ネットに流れているもの)越しって、こんなにも違うんだなって新たな見方というか、あらためてわかりました
氷上のゆづは、想像していたよりもすごく現実的で、存在としてのリアリティがあって、個体としてのエネルギーが靡いていました
「試合」っていうのもあるのかな…?
アイスショーでこれまで見てきた姿とは、やっぱり違いました
SPの日の映像は私まだ何も見ていないので、6練も記憶のみなのですが
(だから時系列や事実と異なっていたらすみません)
ゆづを見ていて、ジャンプに入りたいんだろうけど、他選手と出会い頭にタイミングが合ってしまったり、なかなかジャンプに入れていないなっていうのは思いました
お?そんな軌道でサルコー行くの?!って思ったのもあった
Otoñalを最初から滑り出そうとする
あ…
って思って、息を呑むような感じで見守る
4S転倒
(あ~…!)って思って体が力む
大丈夫
大丈夫
ゆづ大丈夫よって思いながらも
公式練習の様子とこの日のゆづの印象から、4Sが気になるんだなって思って…
そして不安…なのかなってのも正直感じていました
ちょっと、そういう雰囲気が雰囲気を呼んで…また呼んで…っていう空気の増大を身に感じて、それを打ち消したいと思って、私も戦う感覚でした
この日一日で、場の空気とその変幻を身をもって実感し、その生き物のような動きを目の当たりにしていたので…
自分の気持ちを含め、空気をいいものに…
空気をいいものに…
場の流れをゆづに寄せたいって、必死に思っていました
残り1分
ゆづが4Sを跳びにいく
これが最後だ
決まって…!
決まって…!
お願い…!
バシッと最後に4Sが決まる
『よし!大丈夫!』と強く思いました
私の中では吹っ切れたように前を向けました
6練終了
静かに氷の上を流れるゆづ
その後ろ姿は、揺らめくものを身に引きながらも、とてもとても「静」で、こちらの心も鎮まる時間のようでした
なんとなく…ゆづの心の中が感じとれて、祈るようにその姿に念を込めました
第1滑走
場が、静まり返ります
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