遅ればせながら
マイペースにスローペースに
見ていなかった映像に目を通す
“悔し涙”
数日前に初めて知った
フリー当日は
気がつかなかった
目尻に光るそれ
汗だと…思ってた
拭って
ほんの一瞬
声が震えて
奮い立たせる
“羽生結弦”という像
この2年半
私なりに共に走ってきたつもりで
なんとなく…
それを掴みかかっているとは
勝手に思っていたんだけれど…
まさか今大会で
涙していたとは思わなかった
そして同時に
“あぁ、彼はそういう人だった”と
あらためて思い知った
“悔し涙”でいうと
思い出される印象的なもの
まずはこれかな
あの
激動のシーズン
ワールド
これを見た時は
言葉がなかったな…
あぁ…
こんなふうに…泣くんだなって…
まるで子どものようで
それでいて…
ごめんね、愛しくって
ちょっと…今でも
そっと胸にしまっておきたい瞬間です
勝ちたいという思い
悔しいという思い
これまでの努力を思い
虚しさも感じるかもしれない
日々の積み重ねを
結果に結びつけられなかった自分に
腹が立つのかもしれない
そして単純に
悲しいのかもしれない
まるで磨かれる前の原石のような
輝きを内に秘めたそれらが
混じり合っての滴
そんなワールド
それから前後するけれど
私の中ではやはりこれ
N杯
明らかに
赤く腫れた目
インタビュアーさんの言葉に
グッと堪えるような一瞬…
私はまだ
この時には彼に堕ちていなかったので
“羽生結弦”がどういうものか…
よく知らなかった
後に真実を知った時は…
胸が抉られるような
心魂が収縮するような…
そんな感覚になった
表彰式
『ダイスを祝福したい』
その想いで立ったという
国歌うたい
拍手を贈る瞬間…
グッと溢れてくるもの
潤む瞳
への字に結ばれた口元
こらえられない思い
噛み締める悔しさ
この後
彼はGPFで
圧倒的な強さを見せつけて優勝しますが
ここに結びつくためには
やはりこのN杯があってこそと思います
そして思うに
『ダイスを祝福したい』この純粋な気持ちが
結果的に
彼を飛躍させるきっかけとなった
味わう悔しさを飛躍に転換させる
その元にあった純度の高い想い
私は
表彰式に出たことには
大きな意味があったと思っています
辿っていくと
明らかになる
オータムの彼の涙を見て
過去のこれらを思い出していました
涙が出るのは
そこに行きつくための時間があったから
決して楽しいだけじゃない
むしろそれは
試練と苦しみの連続で
そして
私たちが知るのは
その彼の時間の
ほんの氷山の一角
その日々を想う時に
流れる涙に気持ちを乗せる
涙は心の汗と言いますが
私はどちらかというと
内なるものがあぶり出される瞬間…
その反応と感じます
たぶん
“結び”であり“始まり”なんですね
彼の涙を見る時
いつも不思議と“きれいだな”と思います
それは
姿形がどうというのではなく
ただ単純に
その滴が美しいと感じるのです
そこに結晶する
たくさんの純なる想いと
ひたむきに積み重ねられた時をみる
だから
心が反応するんだと
時に魂が震えるんだと
まぎれもない“彼自身”を
そこにみるから
泣いた後は
何かが削ぎ落とされた感覚になります
オータムで流した涙から
またきっと彼の中で新しい何かが
始まっていると思います
強い自分を追いかけて
追い抜くべく
今日もまた
んでも
体と相談しながらね、ゆづ♡
探し求める努力の正解には
きっとそれも入っているよね(*^^*)
(だから難しーんだけど…汗)
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