彼はアスリートである
世界のトップを走り続ける
一流のアスリート
-飛翔編-
P.214
彼の『客観視』について
この部分
凄く凄く興味深いのに
ちょっと…
人間の能力を
超越した感覚といいますか…
私のような凡人には
到底理解し難い…
トップアスリートならではの感覚
いや…理解はできるんだけど…
わからない…
でも
凄く惹かれる…
どうしても心がとまってしまう部分でした
このね
『トップアスリートの客観視』
今までにも耳にしたことのある話で…
(割と有名な話なので、皆さんもないですか?)
まず思い出されたのが
スピードスケートの清水宏保さん
(とても興味深い対談。こちら)
(そしてもうひとつ。こちらは登録制となっているので、少しだけご紹介。こちら)
清水さんの言葉
『試合前に大の字になって寝て、幽体離脱するように自分を上にあげる。できれば宇宙まで上げる。』
これぞまさしく客観的感覚
自らを俯瞰的に見るというところは
本の中の彼と通ずるところがありますね
そしてこちらは
野球の古田敦也さん
『プレー中でも、ピンチになると自分の肩の後ろにもう一人の古田がいるんです。命まで取られるわけやないんやでと、そいつが言う。』
うん…
うんうん
もう一人の自分…
そして話かける…とか
ちょっともう
私に語れるような次元ではないですね
しかしこれも
自らを客観視する能力だといえますね
それから
少し切り口は違うかもしれませんが
興味深かった
松井秀喜さんとイチロー選手の言葉
ヤンキース1年目
出だしでつまずき
成績が上がらなかった松井に
ニューヨークのメディアは厳しかった
彼に『気にならないか』と聞いた
『気にならないですよ。だって彼らの書く物は僕にコントロールできないもの。』
そして
当時、首位打者争いをしていたイチローに
ライバルのその日の成績を伝えた時のこと
『愚問ですね。彼の打率は僕にはコントロールできませんから。』
自分にコントロールできることとできないことを分ける
そして、コントロールできないことに関心を持たない
・・・・・・。
ふ、深い…
深すぎる…(震)
けれど彼らも人間
競技をしていく中で
ネガティブな感情と思考は
当然生まれる
それを
あるがまま客観的に受け入れた状態
すなわち
そのネガティブなエネルギーを
コントロールする力を養うこと
その方法論
これぞ
彼ら自身が構築してきた
究極のメソッドだろうと思う
トップアスリートの客観視
その方法論
私には到底わかり得ない
高い次元のお話ですが
世界トップを走り続けてきた
前人たちの生きた声は
リアリティーを持たせてくれる
彼も本の中で
『やり方はいろいろあって…』と
言っていることからも
その学びを深めていることがわかります
驚くべきは
震災の時も
その映像がすべて見えていたということ
この時
若干16歳
これはある種
持って生まれた能力
与えられた力
そんな気がしてなりませんが
例え資性があったとしても
それを高める努力はしているはず
これは私感にすぎませんが
本を読んでいて
『瞑想』というワードが彼と結びつきました
世界の名だたるトップアスリートたちが
瞑想(またはそれに近しい鍛錬)を行うのは有名な話
(ジョコビッチ、イチロー、マイケル・ジョーダンetc…)
少し調べてみましたが
集約すると
それを行うことによって
*感情と思考をコントロールする力を養う
*試合、競技への集中力を増加させる
(いわゆる“ゾーン”も含む)
*試合、競技中の冷静な判断を促す
*身体に対する“気づき”が高まり、思い描いた動きができる
*チームワークを向上させる
といったことが期待できるという
厳しい勝負の世界
そこで生きるアスリートたちが
結果を出し続けるのに必要な方法論を
吟味するのは当然のこと
彼自身はどうかわかりませんが
彼の高い精神性と
驚異的なメンタルの強さ
資性に加えて
その裏には
やはり内面の鍛錬
気の遠くなるような
努力の日々がうかがい知れる
小さい頃から目指してきた
理想のスケート
存分に追い求めることのできる環境で
彼は今日も走り続ける
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