「もう集める事はない」
青文字盤を後進に譲った時、
そう誓ったはずだったが…
最近またクロノタイムを着用してみると、『ああ…やっぱり腕なじみのいい時計だ』と感じます。
クロノグラフマシンなので、ケースは重いし分厚いし、他人にとってはそれは心地いいものではないと思いますが、初めて手に入れた自動巻き時計で、これしかなかったあの時は毎日着用しておりまして、長らく相棒だった”年月”がそう思わせていると感じます。
「時計」も「過去に興味があった知識」もちょっとばかし注油すれば、また動き始めるものなのかもしれませんね(^^
最近再びクロノタイム熱が上がってきました。
そんな折、そのうち欲しかった本を注文しました。
チュードルはロレックスの”付き出し”のようなもので、刺身とツマのような間柄で扱われていた時期がとても長く、ロレックスに関する情報がつらつらとあった巻末に、チュードルは○○な流れでおしまいという本はごまんとありました。
知的欲求に応えてくれる文献が本当に少ない(巡り合えていないだけなのもあるけど)という自覚があります。
このたび手に取ったのは、「ROLEX & TUDOR完全攻略ガイド」というムック本です。
口コミには、ほかの文献に比べてもチュードルの情報量がとても多いという記載があったのでチョイスしました。
最初は表紙がデイトナだし、これもチュードルはツマ扱いかもと敬遠しておりましたが、期待を込めて注文。
ほどなく届きまして、2時間ほどで完読。
ロレックスとチュードルが半分半分で構成されており、なるほどさすがはチュードルの情報量は抜きんでている本でした。
ところが、ん?読んだことがある記事だな…。この挿絵も見たことあるぞ…?と思っておりますと、愛読しているロレックスファンVOL.1~3のムック本にありました。
総集編のような立ち位置の本だったようです。
チュードルの方はサブマリーナやレンジャーなど面白い情報を得ることができましたが、クロノタイムについての有用な情報は残念ながら発見はできませんでした。
書き物でお金を取っているプロの記者ですら解明できないいくつもの謎が残されたままだという事が分ったし、やはり自分の力でサーチと予想(結構妄想に近いけど…)で結論を見出したいと再び感じるものがありました。
得るものがなかった本は価値がないはずですが、魂を再び注入してもらえたこの本には感謝しております。
もうひと燃えしてみようのぅ…(^^