オイスター手巻き時計シリーズはあまたと存在しますが、30mm径、手巻き、同じ顔(文字盤)をしているという共通した条件があります。
昔購入し、まだブログで掲載したことがありませんでしたが、オイスターリプトンという手巻き時計を持っております。
(1930~40年代にしては綺麗でしょう?)
リプトンって変な名前だなぁー。でも聞き覚えがあるし、AREちゃうん?(この言葉選びはちょっと古いか)
そう、紅茶のリプトンと同じなんです。
オイスターアクアやラーレーなどは聞き馴染みもないのでそんな名前のモデルなんだろうとスルーしますが、ことリプトンはそうはいかない!きっとお紅茶と古式ゆかしいストーリーがあるに違いない!
そんな夢を抱いたので同じ顔のオイスター手巻きシリーズではリプトンを選んだといういきさつがあります(^^
(調査結果)
やっぱり英国紅茶からきているという説
ロレックスは当時でも有名な時計でしたが、オイスター時計は一般市民にも手に入れやすい価格帯としてディフュージョンブランドの始祖として、作られたブランドでありました。
しかし今でいうチューダーではありますが、これという程の有名なブランド力を持てておりませんでした。
ロレックスの前身のウイルスドルフ&デイヴィス社はイギリスで産声を上げた会社でしたので、イギリスでまずはたくさん売れるために、イギリスで有名な名前にちなんでつけられたというのが紅茶で有名なリプトンだったという説があります。
でも、なんかチューダー(王室の名前から付けられたブランド名)とごちゃ混ぜになっていそうで、イマイチ信ぴょう性がないかなって僕は思います。
そこでちょっと研究しながら自分で考えたのが…
実はカナダにルーツがあるという説
以前関税の問題もあってオイスター時計は半完成品のムーブのパーツを北米の各々の会社で組み立てさせて販売していた歴史があり、カナダモデル(北米モデル)と呼ばれるうちの一つでありました。
リプトンとはカナダ・サスカチュワン州にある都市名でもあり、そこで製造されたオイスター時計にちなんだものなのだろうか?という予想だったのですが…。
ならばなぜ他の都市名が存在しないのかを考えると無理があるかなぁ…。
最後にアメリカにルーツがあるという説
そんなこんなで数年が経ち、2023年。偶然見つけた愛読書、「ロレックスの秘密」の巻末の用語辞典に記載のリプトンの検索によると…。
”カナダ向けの商品への愛称としてつけられた。もしくはアメリカの彫刻家、シーモア・リプトン(1903~86)の名にちなんだものかもしれない”
との記載がありました。
カナダ人にはリプトンと言えば紅茶のおじさんよりも彫刻家が頭に浮かぶのであればその説もありそうだなって新たな発見に沸きましたが、ウィキペディアでも出てこない人名でしたので追跡調査ができませんでした…。
僕の間抜けな説を含めて3つ見つけましたが、リプトンと言えばやはり…英国の紅茶の帝王にちなんだのかなぁ。
どうでもいい予想をあれやこれやと妄想できるのも、公にしていない部分が多いロレックス時計の魅力があるからこそかもしれませんね!長くなるので時計の情報はまた改めて…。