ジラールペルゴの看板モデルの一翼を担うヴィンテージ1945には様々なモデルが存在し、日本限定モデルも多々あります。
そこにははるばる日本にやってきてスイスの時計の販路を築いた伝説の人、フランソワ・ぺルゴの功績が大きいです。
かつて僕は「終の時計」として考えていたヴィンテージ1945フランソワぺルゴトリビュート150thモデルを掲載しました。
現在は同モデルの後継機種のジャパンブルーモデルを「終の時計に…」と思って購入し探索を止めておりますが、その情熱はいまだに熱を帯びており、資金が集まればまた動いてしまうかもしれないといった状態です(^^;
2020年にはそんなフランソワ・ぺルゴトリビュート160周年モデルが発売されていたのです。
その名も「1966 EAST TO WEST」
型番:49555-11-601-BB6X
ケース径:40mm
ケース厚:8.9mm
振動数:28,800振動/h
パワーリザーブ:46時間以上
生産数はわずか18本!
しかし、、、シックといえばシックだけど。
アルマーニ的なファッションウォッチ?
10年でこうも変わってしまうのか…。夏休みデビューかよっ!と突っ込みたくなります(夏休みデビューとは、さえなかったやつが長期休暇などしばらく見ないうちにあか抜けて戻ってくることを言います。茶髪になってたとか、眉毛無くなってたとか)。
文字盤に写るDRxってのはこのデザイナーの通称らしいです。ちなみに裏側にもばっちりDRxが入ってます!
自分の名前を刻むなんてやっぱりファッションウォッチとしか呼べないわ(><
一応、考えを公にだすエチケットとして、どんなに気に入らない時計やメーカーがあったとしてもファンの気持ちをおもんばかると、その中で称賛できるいい部分を何とか自分なりに解釈し、記載をしてきたつもりではありますが…。
これはいかんわ…日本のこと全然わかってないだろう!?
このデザイナーのフランソワペルゴモデルの起用の理由もさっぱり…。ワタシニホンダイスキデースとか言っている程度じゃないかと邪推するほど日本っぽさがなく、日本に敬意を払った(本人談)らしい、日本人へ向けた限定時計ですが、僕の心に全く響きません。
パッと出のデザイナー程ちやほやされて空気を読まずに自分らしさばかりを出してくるのかもしれませんがいやむしろ、今までのフランソワぺルゴへの敬意に泥を塗られた気分で憤慨しています。
ただ、ベースは1966というドレスウォッチで、パテックフィリップあたりで売られていそうな綺麗目のデザインになっております。そのままノーマルの方がいい時計に感じます。
ヴィンテージ1945の時みたいに文字盤のメッセージだけにしておいた方がよかったのでは…?というくらいイメージを失墜してしまった残念な時計かなと思いました(TT
(一言でいうとラクガキ)
芸術に造詣がない僕にはこんな感じに思えてしまうわけで…(汗