気分新たに新学期
今回もまた新しいことを始めるにちょうどいい時期にこの記事を当ててみました。
2022年1月某日
すでにミルガウスが金脈扱いとされてしまった2021年夏以降、価格コムでは皮算用のコメントばかりを見ることが多くなりました。
外は暑いがロレックス熱は冷めてしまい、セイコー時計でミルガウス風をカスタムすることを最後に時計収集はやめよう。もう十分だよな…。
そう決心していました。
失った興味を補う熱も見つからず、新たな記事を起こす気にもならず、ストック記事を消化し3月に休載と予定を進めていたところ、ふと以前に書いたムーンフェイズの時計の記事が掲載となりました。
”そんな風に思った時期があったな…”
懐かしみながら確認していましたところ、最後にムーンフェイズを購入して終わりにしようと思い至りました。
人気のムーンフェイズ時計で検索して出てきた時計は確かに素晴らしいデザインだった。
でも、性能も値段に比例したもので支払うには難しすぎるものばかり…。聞いたことがある有名なメーカーのそれは150万円程しています。
そんな中で出会ったのがオリエントスターだったのです。
それはとても偶然だったのです。
トリプルカレンダー(月、日、曜日)ではないものの、6時位置には動く月を確認でき、その外周は日付のナンバリングとそれを指す針があります。
一体感があまり感じられないまん丸ケースから生えたようなラグ形状と台形の大型リューズは、1930年代にみるアンティーク調フォルムです。
ローマ数字の文字盤とブルースティール針もまた、かつて腕時計が高級な宝飾品だった頃を彷彿するデザインになっています。
古風なデザインの中に新しさを取り込んでいて、9時の位置にあるオープンハートや12時の位置にパワーリザーブインジゲーターも華やかさと機能性を融合させており、
この新旧を一つの文字盤に凝縮できたすごい時計だな!
と、久々に心を揺さぶられる時計でした。
しかもオリエントスタームーンフェイズは定価がわずか18万円(税抜)
かっこいいと思う時計たちの1割程というのでなおのことビックリ!!
この時計との出会いがオリエントの時計ひいては会社の歴史に興味を持つきっかけとなりました。
腕時計コレクションの新しい道が開けてよかったし、欲を言えばもっと前にこのメーカーに気づいていればよかったと感じるところです。
再び心に炎が舞いあがった。
衣食住これだけ不満なく過ごせる世の中になった今、充実した人生を送るためには「挑戦と探求」かなと思います。渋沢栄一さんのように誰かのために持っている力をふるう程器の大きい人間ではないので、自分の事だけになりますが(ーー;
年間購入本数5本という厳しい目標の中、どこまで(抑制というそもそも持ち合わせていない)壊れたブレーキをかけていくべきかまだ見通せませんが、この高揚感はずっと持ち続けていきたいと感じます。