Vol.138 新庄さんとタイガーウッズは40代の星 | アスティアのひとりごと

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ネットニュースで交通事故の第一報を知った時は非常に驚きました。

僕の中ではタイガーウッズは同世代の人間であり、プロスポーツの世界では引退に相当するポテンシャルしかだせない世代にあたるのに、下馬評を覆し復活を遂げ、苦労を重ねた天才ゴルファーという存在です。

 

 

 

競技年齢はどんどん若年化が進み、サッカーの久保建英選手が16歳でプロデビューは記憶にも新しいところです。

40代となると、どう抗(あらが)っても20代のような身体能力は出せなくて、『経験』という技術・戦術が選手生命存続の”糸”のような頼りなくも唯一無二の武器で争っていかなければならないので、メジャー大会での優勝はいろんな要素がドンピシャでいい状態でなければ達成できなかった偉業だと思います。

特に酷使した体には相当のダメージが蓄積されていて、その痛みに耐えながら、あるいは、手術で克服しながら一戦一戦をくぐり抜けてきたのでしょう。そんないばらの道を進んで手に入れた勝利は、何の関係もない僕でも感動を覚え、ウッズのために勝利を祈り、勝ち取った栄冠を喜んだものです。

もう痛みに苦しみながら続けなくてもいい。ゴルフは後継者の育成というフィールドで活躍してほしいと感じています。

 

 

 

 

プロ野球のプリンスだった新庄さんも同じで、今年のトライアウトでは結果を残したものの、プロ野球球団との契約には至らず個人的に残念に感じました。若い人には新庄選手だったころの凄さを知らない人もいますものね。

 

プロ野球はガチンコ勝負&ショー&ビジネスの複合であります。若手のチャンスという”実(じつ)”をとる球団の姿勢も理解できますし、今後若い選手が野球界をけん引していくべきであると思います。

先が見えないこんな世の中だから…。家族の未来を考え、不安な中で仕事をしているおじさん(またはお父さん)には、せめてスポーツは夢を見せてくれるような、世の中を元気にできる存在であってほしいって勝手ながら思っちゃいます。

 

 

しがらみの中妥協して生きている自分とは違って、今でも目指す場所が遠くて高いところにあるままで、愚直に突き進む姿はかっこよくて、自分もその背中を追って走ってみたいと感じるし、心から応援したいと思っています。

新庄さんはかつて、自分の出身校の野球部にマイクロバスをポンと買って寄付していたと昔関西のテレビを見ていた時説明があったのを覚えています。誰かのために自分ができることをしてあげられる器の大きさも魅力ですね。

あれだけの人気者であればクラウドファンディングすれば我々中年世代の支持は高く、相当の資金調達もできて、夢を追いかけ続けることもできたでしょうが、そういう姑息さがないのも彼の魅力だと感じます。

 

 

 

 

(ここからは蛇足)

 

比べるわけではないですが、年間180万円のまーくんファンクラブ特別枠は即完売したそうです。

京都の”いちげんさんお断り”のような信頼関係の上で売買契約がなされているのであればいいのですが、金さえ出せばOK的なものだと、特別シート(観覧席)やまーくんサインユニフォームなど皮算用し、転売目的の不埒な輩も一部いるのでは?と疑います。

こういうシステムの印象にもかかわることだと感じるので、そういったガードができた上での販売であれば特に異論はありません。

また、彼の価値は今回の件で大いに高い評価を得ていることを証明しましたが、田中投手の負担にならなければいいのだけど…と心配は残ります。