Vol.218 見極めろ!真贋の極意 | アスティアのひとりごと

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ヤフーブログからの続編としてロレックス、チュードルなど腕時計中心のブログです。またの名を 続・ミルガウス増殖計画

最近は手持ち現預金は枯渇し、10万円以下のアンティーク時計ならばなんとか手が出せるけど、30万円クラスの時計は首が回らなくなるという状況です。

 

 

3年程前になりますが、フリマサイトでチュードルヘリテージブラックベイ79220の偽物を危うく購入してしまいそうになったことがありました。付属品はなくて20万円後半で、相場より少し安いというところが偽物ではないと思い込んでしまっていたんです。そののち偽物であることを僕自身が発見し、キャンセルが成立したので詐欺被害に遭わずに済みました。

 

 

ヘリテージシリーズに見つけた偽物を見分けるポイントは、時計裏側に刻印されているロット番号です。

 

(j888024 中華ホームページでよくみる)

 

この番号を検索すれば同じロット番号なのに79220以外(グランツアーなど)のチュードル時計も販売されていたり、画像が出てきます。
あと本物はベルトの時計側の付け根に5桁の刻印がありますので写真のようにベルトに刻印がないものは本物ではないと判断できます。

 


(アメリカだと思いますが)勇敢にも79220の真偽を確認するためあえてバッタもんを手に入れてその違いを紹介しているホームページがありましたのでご報告です。

 

 

翻訳しながらわかる部分で紹介すると左のステンベルトをつけている時計がフェイクで、皮ベルトが本物です。文字盤やベゼルといったパーツでの違いなど説明を読んでみますがわかりません(@@;
(ダイアルはフェイクの方がやや明るい黒で本物は漆黒だ…など)
正直言って間違いなくフェイクという決定的な差が見当たりません。それも裸眼ではとても見分けができないです。

 

 

 

 

わかりやすいと感じたのは、発光の差でした。蛍光塗料の散布にムラがあるフェイクは輝き方が鈍いです。しかしこれも見比べてみて、言われてみれば…という差でしかありません。もう最近のフェイク時計は本物に迫るディテールです。

 

 

 

 

で、英語圏の方が使っていたフェイクのロット番号は J607312 です。この番号で検索すると英語記載のフェイク時計販売ホームページのリンクが確認できました。フェイク時計のロット番号もいくつかあるということが今回わかりました。
これほど精巧なフェイクなので中身を確認して真贋の決定打を見分けられるかというと…わかりません(><

 


結論:フルセット(箱、保証書がついた)の時計を選ぶ方が無難


です。正直言って自分が持っている時計も、たとえ中古の時計店で買っててもひょっとしたら偽物なのかも…そんな疑心暗鬼が芽生えました。一応自分の時計のロット番号を入力、検索してもヒットしないので安心しました。これで調べるのが知識がなくてもある程度判断がついていいかもしれません。