ダンディーへの階段を上ることを目的として、ワンランク上の時計を身に着けたい。それが今似合っているのであれば今からでも使えるし!と青田買いよろしくな感じで購入した時計は…
ヴァシュロンコンスタンタンのリールという時計です。
ヴァシュロンコンスタンタンといえば、世界三大腕時計メーカーのひとつで、1755年から製造を続けている老舗時計メーカーです。
1996年オーバーシーズの人気に伴い、近年はスポーツモデルでも有名メーカーになっていますが、250年以上のヴァシュロンの歴史の中でいえばつい最近のことです。
同社が得意としていたのは、宝石が付いている高級時計はもちろんですし、ムーンフェイズやパーペチュアルカレンダーなどの複雑機構の時計もお手の物です。高いなりの素材や技術が惜しげもなく高級機ではないレギュラーモデルにも詰め込まれているので、今なお「雲上時計ブランド」という異名を持ち、時計界に君臨し続けられているのではないかなーなんて感じます。
僕が雲上3社の中でヴァシュロンを選んだのは・・・
パテック・フィリップのような圧を感じるほどの超上流階級のセレブオーラがなく、
オーデマ・ピゲのようなみなぎるような力強さ(ややオラオラ感を感じるけど…)もなく、
3社の中では「知性のチラリズムとつつましさ(悪く言えば無難さ)」を感じた気がしたからです。
※なにぶん雲上のようなハイブランドの知識がない故、下々の無礼なたわごとをお許しください
この時計はヒストリカルシリーズ(のちのヒストリーク)のひとつで、250年以上歩んできた時計史の中からオマージュされた復刻モデルに当たります。復刻モデルはラグ部分に特徴があるものが多く、リールはその形状が天空に浮かぶこと座のようであったことからlyra(英語読みでライラ)と命名されています。
1990年代の時計ではありますが、保有の時計はいつ頃の製造なのか?詳しくこのモデルを勉強しようと、同じ時計を検索してみますが、本当に数が少なくて地雷ホームページ(海外のウイルス付きのホームページ)によく引っかかってしまいます(><
この時計は人気がないのだろうか?勉強の教材である情報が枯渇しています。
妻には”老け込む時計”と云われ、活躍の場はまだ第一線ではありませんが、月に一度のリリーフ・ポインターとして使用しております。ルクルトの高級ムーブメントも調子がいい状態を維持しており精度は文句なしです。
ロレックスやチュードルからみると異質だなって思うのがその厚みで、クオーツ並に薄いことと、ぜんまいを35回ほど巻いても24時間持たないパワーリザーブの弱さです。
この2つだけで判断すると上品というべきか、繊細というべきか…。ロレックスがタフな時計ということの裏返しかも…。
この形状のオープナーは持っていませんので、いつか裏蓋を開けて中身を確認したいと思います。
少しイメチェンしたい時、背伸びしたい時に出番がくるかな(^^;