The Leafies2023受賞茶の会
ここのところ立て続けにテレビで和紅茶が紹介されていますが、その中で必ずメンションされるのがこのコンテスト、イギリスのThe Liefies コンテストです。
2022年にスタートしたばかりのコンテストではありますが、世界で美味しいお茶を作る素晴らしい生産者さんたちを、規模の大小問わずに探しだし、受賞することで世界のお茶ファンに知ってもらうことが目的のひとつです。世界中にいるお茶を愛する人々に、真剣にお茶を作る人やユニークなお茶をつなげたい。
お茶を愛する人たちが作るのはとても温かいティーファミリーでありティーコミュニティーだと主催し、審査する私達は考えています。そういう気持ちの人ばかりなので審査もものすごく楽しいし、学ぶことがたくさん。だから無償でも日本から飛んで行く価値はあります。授賞式も毎回感動するくらい、とにかくポジティブで良い「気」に満ちています。お茶を通じてとてもピュアな愛が感じられる集まりなのです。
なかなかその雰囲気は伝え辛いですが、お茶の美味しさなら伝えられる!ということで2022年度の受賞茶を9つテイスティングしていただくことに。金賞も優秀賞(Highly Commended)ももはや入手はできないものが多いですが、私はすごく早くからお願いして入手していたので、2日間たっぷり飲んでいただく分がありました。
日本のお茶は、和紅茶だけでなくたくさん受賞しているので、それも知っていただきたかったですし。
Best in showの八女茶くま園さんの玉露、お茶のカジハラさんの香駿釜炒り茶、審査員が感銘を受けた鹿児島の和香園さんのべにふうき。ダージリンやセイロン部門の受賞茶も、これまでの常識をくつがえすもの続きで、マニアックではありますがすごくエキサイティングな内容になりました。
そして土曜日にいらしてくださって、貴重なお話を聞かせてくださったのが、ダブルで優秀賞受賞の新城鈴木製茶さん。
仲良しの生徒さんのご紹介で、私は数年前から存じ上げていましたし、茶園にも訪問していますが、お茶ファンの皆様に直接お話を伺う機会を設けたくてお呼びしました。
鈴木さんの白茶は、審査員の間でもちょっとした話題になるくらい、これまでの概念をくつがえすユニークなもので、私は淹れ方を相当テストしてベストと思われる方法で提供してもらいました。いや、淹れかたですごくいろいろ変わるなあ、と改めて実感。
ほうじ茶も受賞されましたが、受賞したお茶以外にも鈴木さんのほうじ茶はバリエーションが沢山あるのです。
受賞した浅煎りの他に普通煎り、深煎り、二度焙煎。さらに二度焙煎は濃く淹れてミルクを入れたらすごく美味しい!!
これは去年のうちに私がとてもおもしろいと思ったので、英語版でイギリス人向けの講座をしたくらいです。
コーヒー好きの方にも好評です。
ほうじ茶ラテなどはよく見かけますが、全然違うリーグ。
「先生のブログで読みました、ジャンクなお菓子がお好きだと・・・・・」
とふふふ、と笑いながらプレゼントしてくださったのがこちら、わーい、ポテチだ!
新潟からの貴重なお菓子、右のタレカツ味というのも早速食べましたが美味しかったです。
日本のお菓子って面白いですね、ばかうけってなんだろう??イギリス人にどう翻訳すれば良いのか悩むお菓子って多いです。