島田地紅茶フェスティバルに参加しました! | スチュワード麻子オフィシャルブログ 「ティータイムのある暮らし」

島田地紅茶フェスティバルに参加しました!

今週末はジャパンティーフェスティバル、きっと大盛況のことと思いますが、私は日曜日に開催されたもうひとつの大盛況イベント「島田地紅茶フェスティバル」に行ってきました。

静岡県島田市の会場にはびっくりするほど沢山の人が!

いいなー、と思ったのは、大人だけでなく子供たちも沢山いたことで、若い人も子供も年配の方も、みんなが紅茶を楽しんでいたことでした。お知り合いがいるといいな・・・でも皆さん忙しすぎてお話できないかなと思っていましたが。。。

 

何年も前からお知り合いのカネロク松本園の松本さんが、お子さんもご一緒に一家総出でお茶を試飲販売されていました。

お子さんが既にきちんと接客できていらっしゃる・・・・・。

生産者さんのこういう素顔が見えると、この人が作るお茶を飲んでみたい、という気持ちになりますよね。

 

燻製紅茶をメインにされているカネロクさん。2022年のThe Leafiesインターナショナルティーコンテストでは桜のチップで燻製した紅茶が優秀賞を取りました。

私は全部試飲させていただき、無花果でスモークしたのと香駿という品種で作った紅茶を選びました。

香駿は誰にでもわかりやすい香りが特徴ですが、紅茶にすると生産者さんによって出てくる香りが違って興味深いです。

 

ずっとお会いしたかった益井さんともようやくお目にかかれました。

お茶づくりの最初から最後までの工程を何もかもおひとりでされている益井さん。

海外からも学びに来る方が多いのもお聞きしています。

 

お茶は沢山あるのでお話を伺ってから、と思っていたら、写真だけ撮っていただけたけどその後はどんどんお客さんが増えてしまい、あとでと思っていたら時間がなくなってしまいました・・・・。

来週のジャパンティーフェスティバルで買わないと。

 

そして、紅茶の手揉みという珍しいものも見学、体験しました。

私はお茶大使をしている掛川市では、手揉みの煎茶作りは見学していますが、紅茶を作られているのは知りませんでした!

公開されることはないのでとても貴重な体験でしたが、見学の時にいらしてた茶師の方とこの日に再会し、今年は紅茶の手揉みも見学させていただけることになりました。

 

それ以上会場を回る時間がなくなった理由はこちら、研究発表会で時間ぎりぎりまでお話を聞いていたからでした。

ロンドンで日本茶マスター・クラスを行った際においでくださった静岡大学の中村先生の日本の紅茶生産の歴史、他にも様々な発表があり、Tokyo Tea Blendersの根岸さんの発表が。

根岸さんは、益井さん 

 

 

松本さん

 

 

柴本さん 

 

 

という3名の生産者さんと一緒にヨーロッパの和紅茶グランド・ツアーをされたばかりなのです。

ロンドン、パリ、ベルリンを周り、各地で和紅茶を紹介、テイスティングイベントや販売会をされてきました。

 

 

 

根岸さんは和紅茶のサブスクリプションの事業をされていて、生産者さんたちとの繋がりも広く、研究熱心で色々と勉強になります。その成果発表とあって楽しみにしていたのですが、せっかく来たなら私からもちょっとお話を、というありがたいお話をいただき、いきなり少しお話させていただくことになりました!時間が限られている中で申し訳ない・・・・・。

でも、色々とご質問いただけてとても嬉しかったです。

 

重なってしまって講義が聞けませんでしたが、お久しぶりに大妻大学の大森先生と、兼ねてから一度お目にかかりたかった丸子紅茶の村松さんにもお会いできました。

 

 

レジェントおふたりと写真!すごく嬉しい!

あまりにお忙しくて遠慮していましたが、見学もいらっしゃい、と言っていただけたので丸子紅茶さんにもお邪魔することになりました。

 

実はこの地紅茶フェスティバルを主催されている地紅茶学会を主催されている方のお一人は、もう何年も前に磯淵先生にご紹介いただき3人でランチをしたというご縁があります。盛りだくさんにそれはそれは色々なお話と沢山のお茶をごちそうになった磯淵先生との思い出、そのご縁で参加したフェスティバルでまた古くからお知り合いの方と再会したり、新しい方とお知り合いになったりで、とても有意義な一日でした。

お茶を通して知り合う方たちって、何と言うか色々なことを飛び越えて近く感じられることが多く、それは国を超えても同じです。

ダージリンの茶園に滞在している人達と夜遅くまで話が弾んだこと、フランスでお茶同好会の人たちと1日ゆっくりと人生についてまで語り合ったこと、中国や台湾でお茶作りを一緒に手伝いながら身振り手振り+筆談でおしゃべりしたことなど、お茶に関する出会いにはいつも、なにか魂レベルで上がっていく気がします。

The Leafiesの審査会や授賞式でも、そしてここ島田の地紅茶フェスティバルでも同じものを感じました。

良い出会いを大切に、謙虚に学ばせていただきながら、得たものを少しでも役立てて行きたいと思う一日でした。