母娘コラボアフタヌーンティー ②お菓子
母娘アフタヌーンティーの続きです。
セイボリーに続くスコーンはチョコレートとヘーゼルナッツのスコーン。
添えたのはメープルバターです。
無塩バターをホイップし、上質なメープルシロップを少しずつ混ぜていきます。
モルデンソルトも少し。型が限られていたので型抜きはふたりで考えました。
非常に手際よく準備をすすめるありっさ。
私もイギリスでパティスリーシェフの資格は取りましたが、実際に業務した経験がないのでこういう技は身につけることができません。その点、今所属している大きな会社はパティスリー専門で、ロイヤルアスコットやグッドウッドのモーターカーレースなど華やかな場にデザートをケータリングするため、美しい仕上げというのはマストだそうで・・・・・。
たったこれだけのことでダメって言われるの?というくらい厳しいそうです。
お菓子1つ目はサマープディングトライフル。
イギリスの夏を代表する2つのデザートを合体させてみる、ありっさのアイディアです。
上に乗っているのは細かく切ったいちごと細切りにしたバジルです。
お菓子もうひとつはアールグレイとポピーシード、レモンのケーキです。
生地にアールグレイ紅茶とポピーシードを焼き込み、レモンの爽やかな香りのバタークリームとマスカルポーネとレモンカードをはさみました。
飾ったドライドレモンはありっさが低温のオーブンで乾燥させたもの。私ならそこまで手はかけられないことが多いのですが・・・・・
そしてもうひとつのバノッフィ・チーズケーキもきれいだったのに写真を撮ってない!
参加された方でお写真を撮ったという方がいらしたら、どうぞ送ってください。
テーブルは私が作りました。その間もテキパキと準備を進め、レッスン中も静かにちょうど良いタイミングで全部を仕上げていくところはさすがプロだな、と。
キッチンに立っていても、何ひとつ指示する必要もなく、当たり前のように分業してそれぞれが作業をどんどん進められます。
一番ありがたいのは、キッチンを常にきれいに保つこと。
私も昔はとにかく全部作る!洗ものは流しにためて最後に片付け、作業台の上も汚れている、という感じでした。
それがプロのキッチンに入ったことで、どれかけ厳しく「使ったものはすぐに洗い、所定の場所に戻す」が徹底されているかを学びました。それを現役でやっているわけですから、今回も我が家のキッチンはきれいなままでした。
一緒に住んでいたらなあ・・・・と思いますが、彼女には彼女のキャリアがあり、こうして年に一度くらい一緒に楽しみながら仕事をするのが良いのだと思います。
お仕事が終わった後はゆっくりと日本を楽しんでもらいたいと思います!
今回は、以前ロンドンでありっさを見かけたことがある生徒さんや本や雑誌で見ていましたよ、という方たちがいらして、
「皆さんとてもあたたかい目で楽しんでくださったのがとてもありがたいね・・・・。」
「みなさん、本当にいい方たちばかり、お母さんはラッキーね!」
と娘とお茶を飲みながらゆっくりお茶を飲みました。