ティーアカデミーのイベント カジハラさんのトークと手揉み紅茶作り | スチュワード麻子オフィシャルブログ 「ティータイムのある暮らし」

ティーアカデミーのイベント カジハラさんのトークと手揉み紅茶作り

昨年10月に、イギリスでの世界のお茶コンペティションで「ベスト・イン・ショー」という最高の賞を受賞されたお茶のカジハラさん。私は水俣和紅茶のお仕事で何度もお邪魔していますが、お住まいは熊本県の芦北という地区で、水俣市街からは結構離れたところです。

山の中と言える場所で、集落には8軒のお家しかないそうですが、お家の目の前にきれいな川が流れていてそれはきれいなところです。

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なかなかご本人にお会いするのが難しいということでもありますが、そんな梶原さんが今回東京においでになるということで、ティーアカデミーの資格を取られた皆様にトークをしてくださいました。

誠実なお人柄がお話からもにじみ出る梶原さん。

品評会用にお茶を作ることはなく、普段出荷しているお茶を出品されているそうです。

「せっかく賞を取っても、それを飲んでいただけないのでは意味がないから」

という気持ち、嬉しいですよね。

私は色々と聞きたいことが沢山あったので、沢山質問しましたが、参加者の皆様からも質問が相次ぎ楽しい会となりました。

 

そしてティーソムリエ資格を持つ大塚さんが手揉みのお茶づくりの説明を。

大塚さんは水俣和紅茶を広める活動を活発にされていて、手揉み茶を教えるのも何度もされているので慣れていらっしゃいました。

 

紅茶は最初がカジハラさんの香駿、続いて受賞茶のべにふうきです。

手揉みする茶葉は大塚さんが手摘みしたものを萎凋してから冷凍保存したもので、この方法だと解凍してすぐに手揉みができます。

 

どんどんかさが減ってよれていくのですが、茶葉から出る汁がねっとりしてきます。

男性で、力が強かったせいか、泡のようなものが出ている人もいました。

 

できたお茶は皆さんにお持ち帰りいただき、ご自宅で電子レンジで乾かしてから飲んでいただくことになりました。

大塚さんと一緒に、カジハラさんの奥さんのYさんも一緒にお茶を淹れてくださいました。

終わった後にゆっくりお話する機会もあり、ああ、また水俣行きたいな!と思いました。

 

明日はティーアカデミー、ソムリエ資格の試験です。

きっと受験される方たちは緊張されていることと思いますが、私たちスタッフも、何かあっては大変!と結構前日は緊張するんですよ。

準備も終わり、今日の午後はこの家で初めてのインフューズのレッスン準備と最後の試作です。

大きなオーブンがあるのでようやくロンドンにいた頃のレシピでお菓子が作れる!と思いましたが、やはり勝手が違うので四苦八苦しています!