2代目グレイ伯爵が暮らした邸宅へ
ニューカッスルからのブログの続きです。
レンタカーを運転し、到着したのは2代目のグレイ伯爵が家族と暮らした邸宅です。
私がこちらにお邪魔して、当時の当主であるチャールズさんとお目にかかったのはもう何年も前のこと。
今回は息子さんのデイヴィッドさんとお会いしました。
当時との違いは、これまで公開されていた庭園だけでなく、邸宅の一部が公開されたことです。
貫禄のあるドア。すごいですね。
前回と違って、今回、一階は一般公開用にパネルなどが展示されていました。
お屋敷や一族の歴史もありますが、庭園の植物についての説明は素晴らしく、ガーデンや植物が好きなイギリス人が喜びそうです。
展示されている肖像画も沢山ありますが、こちらの絵では中央に立つ2代目のチャールズさんが描かれています。
1830年から宰相を務めた方ですね。
ご本人の絵が描かれたジャグなども展示してあります。
見学者は中を自由に歩き回ることができます。
今回は中の調度品について、またどのようにリフォームして修復されてのかをお話いただきました。
こちらが2代目の当主、宰相だったチャールズ・グレイさん。
この肖像画は前回別の場所にかけられたのを拝見しましたが、今回はどこにあるかというと・・・・
なんと、部屋の反対側の壁に掲げられたデヴォンシャー伯爵夫人ジョージアナの肖像画の向かい側。
歴史が好きな方、または映画「The Dutchess」、日本題は「ある公爵夫人の生涯」で描かれたふたりの許されない恋を思い出されますでしょうか。
デヴォンシャー公爵夫人だったジョージアナは、当時政治家として頭角をあらわしてきた若いチャールズと恋に落ちて、女の子を生みます。キーラ・ナイトレイが主演したこの映画、よかったらご覧になってみてくださいね。
しかし、その後結婚したチャールズの子孫として、このお部屋にふたりの肖像画を、それも向かい合わせに展示するって、なんだか不思議な気もしますよね!当のご子孫は笑っていらっしゃいましたが・・・・・。