バーレイの食器とアンティークいっぱいの佐倉マナーハウスに行ってきました | スチュワード麻子オフィシャルブログ 「ティータイムのある暮らし」

バーレイの食器とアンティークいっぱいの佐倉マナーハウスに行ってきました

ずっと伺いたいと思っていた、佐倉マナーハウスにようやく伺ってきました。
私が何十年も愛用しているバーレイウェアの日本での代理店さんであるタスマン・インターナショナルさんが扱うアンティークのお店です。
大雨で写真が撮れなかったので、1〜5枚めの写真は 佐倉マナーハウス さんのサイトからお借りしています。
車で近くまで住宅街の中を行くので、どこにこんな景色が?と思っていましたら、坂を登った森の中に建っているのでした。
 
中はもう、イギリスのアンティークショップそのまま。
床といい、作りといい、並べてあるものといい、並べ方といい、「なんとなくイギリス風」でなくて、イギリスからそのままそっくり空間自体を持ってきたみたいです。
食器もそうですが、キッチネリアと呼ばれるキッチン雑貨も充実していました。
裏にはコンサバトリーもあります。あとから付けられたそう。
枠が木製でびっくりしました。
我が家がロンドンの家にコンサバトリーを建てる時、最近多くがPVCという人工の建材を使うのに、コンサベーションエリアと言って景観保護区に建っていたために、裏庭に面するコンサバトリーまで木製にしないと許可がおりませんでした。その時手入れが大変だ〜、と思ったので、木製コンサバトリーを湿気の多い日本で見るとは思わなかったのです。
中はこんな風になっています。とっても趣のあるティールーム。
真ん中に木がありますね、これは切りたくないということで、あえて残されているんですって。
「台風の時には大変なんですよ」
ということでしたが、かなり大きな木ですから、倒れたりしたらみんないっしょに壊れてしまいそうで、たしかにドキドキすることでしょうね!
そしてここは床がすごいんんです、雰囲気があって。
イギリスの教会の床を持ってきたそうですが、それってつまりは木のブロックをばらばらに持ってきて、ここで組み立てたってことです。イギリスでは古い建物は壊す時にもできるだけドアや建材を残し、それを買い取る業者もいます。
そういうところからだと、例えば本物のヴィクトリア時代のタイルやブロック、レンガを買ったりできるのですが、状態が悪いことが多く、数も必要なだけあるとは限らないのでとっても根気がいる作業です。
このブロックもきれいに洗って敷き詰めたということで、お聞きするだけで気が遠くなりそうでした・・・・・・。
こちらのティールームではもちろんバーレイの食器でお茶やお菓子をいただけます。
イギリスでコンサバトリーが人気なのは、雨の日や天気の悪い日でも、それなりに外の光を感じることができるからだと思います。
私が自宅にコンサバトリーを建てたいと思ったのもまさにその理由で、おかげで暗いイギリスの冬をどれだけ気持ちよく過ごせたことかわかりません。
この日も雨だったのですが、頭の上にばらばらと当たる雨音を聞きながら、社長と奥様にこれまでの経緯をお聞きするのはとても気持ちが落ち着く時間でした。
私たち、この日はこのタオルレイルを連れて帰りました。
3つあってとても迷ったのですが、これはしっかりしていますし、あまり見たことがない形でしたのでこれにすることに。
びっくりするくらい長い梅雨で、バスタオルがなかなか乾かないので、ほしいなと思っていたところでした。
 
8月にはまたコンテナが到着し、新しい在庫が入るそうです!
バーレイについてはまた別に書くことにしますが、イギリスのアンティーク好きな人には本当に楽しい空間だと思いますので、機会があったら是非足を運んでみてください。
アンティークというと、本当に幅が広くて、「アンティークが好きなんです」と言う時にどんなものを指すのかはそれぞれ大きく異なりますが、ここはイングリッシュカントリーサイドのアンティーク屋さんそのまま、というのがお好みの方なら大喜びされることと思います。