イギリス発日本茶ツアー 京都編3 楽美術館と抹茶体験 | スチュワード麻子オフィシャルブログ 「ティータイムのある暮らし」

イギリス発日本茶ツアー 京都編3 楽美術館と抹茶体験

日本茶ツアー、京都の2日目、丸久小山園さんを出た私たちは京都に戻り、楽美術館に向かいました。
楽美術館は、16世紀から続く楽焼の美術館です。
ろくろを使わず、ヘラと手だけで作るお茶碗は、初代長次郎によって千利休の指導のもとに作られたと言われています。
 

 

赤焼と言われる美しい赤は秀吉にも好まれたという話があります。
私が楽焼に興味を持ったのはほんの1年前、人気が高かった国立美術館の「茶の湯展」と東京国立近代美術館での「茶碗の中の宇宙」展に行ってから。
特に茶の湯展は大変な人出で、そんなにたくさんの方がお茶に興味を持たれているのかとびっくりしたのですが、これは国宝の曜変天目茶碗が見られるからということもあったようですね。
でも、一子相伝の樂家で、各々の代がその時代、そして自らの感性で作っていく、それぞれ個性のある器とその「不連続の連続」というのがとても興味深かったのです。
そこで、昨年京都に下見に行った際に、こちらの楽美術館を訪れて、ゆっくり見せていただきましたが、東京で2つの展覧会を見たあとだったので、さらに勉強になって本当に楽しく、決して大きな美術館ではないのですが、ずいぶん長い時間を過ごしました。

 

 

 

赤焼の他に、一つひとつ焼かれる黒焼があります。

美術館ではお願いしておくと、英語版の楽焼についてのビデオを見せていただけるので、作り方などよくわかりますが、それはそれは大変な過程を経て作られている芸術品だというのもよく伝わりました。

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私達が訪れた時は、特別展でお能と茶碗の展示が行われていました。

恥ずかしながら、ずっと興味がありながらほとんどお能については無知な私。

にわか勉強で恐縮でしたが、パンフレットに書いてあることを理解するに必要な概要だけお話し、あとはゆっくり見ていただきました。

お能の面も、以前機会があって美術館の展示を見たことがあります。
角度によって表情を変える能面、これもゆっくり勉強したいことのひとつです。
勉強したいことが多すぎて、100歳くらいまで元気でいないと追いつかない!(笑)

 

 

楽美術館を出て、福寿園に向かいました。
宇治本店でもいろいろ体験させていただけますが、京都本店もとても充実しています。
お茶はもちろんのこと、茶器もたくさん取り揃えてありますし、スイーツをいただけるカフェ、フレンチ茶懐石のレストランなども充実。
私たちは4階の茶室で、お抹茶の体験をさせていただきました。

 

 

 

手を清めるところから教えてくださいます。

 

小さいにじり口から入るのは難しいですよね!

幸い掛川の茶室で一度経験していますから、皆さんそれほど戸惑いはなかったようです。

英語がおできになる先生から、ひとりひとり丁寧に教えていただけました。
正座はさすがに無理!なので、「どうぞ足を崩して結構ですよ」
と言われて皆さん楽な姿勢で。
上手に点てられて泡がよく立ったマルティーヌは褒められてとっても嬉しそうでした!
 
この日本茶ツアーを作る時、やっぱりお茶が作られるところだけでなく、文化面も取り入れたいなと思っていましたので、この日の午後はそこに焦点を当てた感じになりました。
このあとは自由時間でみなさんお買い物を楽しまれた様子。
翌日からはまた、お茶作りの現場と自分たちのお茶作りです!